中学生の冬休み。家庭での勉強のやり方
冬休みの予定は決まりましたか?
11月には塾のチラシがたくさん入りますが、
家で勉強する人も多いと思います。
塾に行かなくても充実した勉強をするには、
どんな過ごし方をすればいいでしょうか。
2学期(9月〜12月)は、学習内容が難しくなる時期
中学1年・2年の2学期は、
学習内容が急に難しくなる時期です。
また、学校の授業もスピードアップしたと思います。
点数ががっくり落ちたお子さんも多いでしょう。
ただ、クラスの平均点も下がっていることも多いです。
自分の子だけでなく、分からなくなってきた子が増えてきます。
つまり、できる子とできない子の差がつくのがこの時期です。
もし、2学期になって点数がすごく下がったとしても
冬休みはわからなくなった学習分野を復習するチャンスと考えましょう。
やるべきことを決めて、苦手をなくそう!
さて、成績が下がったからといって、
市販の問題集を買うのはあまりおすすめしません。
学校の宿題(ウィンターワーク)も出るので、
消化不良になる可能性が高いからです。
中途半端になると何も身に付かないばかりか、
勉強に対する自信もなくします。
いくつかアドバイスをお伝えしますので、
よろしければ参考になさってください。
すべて実行する必要もありませんから、
お子さんと相談しながらできそうなことを決め、
家庭での復習をすすめてください。
1、テストの解き直し
冬休み前に中間テストと期末テストの解きなおしをしておきます。
※ 2学期制の方は前期期末と後期中間がよいでしょう。
冬休みに入る前に「何がわかって何ができていないか」を再確認するためです。
直近よりもひとつ前のテスト内容は、もう忘れている頃でしょう。
忘れるのは脳の性質なので、ショックを受ける必要もありません。
復習して賢くなるチャンスと前向きに考えてください。
2、ウィンターワークは年内を目標に。
宿題にウィンターワークが出たら、年内に終らせるようにしましょう。
大晦日や正月は祖父母の家を訪ねたり、遊びたいと思います。
1回目は30日までに終らせて、
1月4日〜始業までに間違えた問題の2回目をします。
3、苦手箇所は学校の教科書ワーク
期末テストで点数がかなり下がった単元は、冬休み中に復習しておきたいです。
期末テストの振り返りやウィンターワークで苦手を発見したら、勉強計画を立てましょう。
「がんばる」「わかるようにする」などではなく、どうやって勉強するかが大切です。
反比例がわからない→ ワークの124〜127ページを復習
電流の計算がわからない→ 教科書を読んでまとめる。ワーク131〜135まで。
古文の読みと現代語があやふや→ 教科書音読5回。注意する単語をノートに書き出す。
英語の期末範囲→ ユニット6と7の音読、教科書英文を書き、単語を覚えなおす。
学校ワークをもう一度解くなら、ワークのページも書いておきましょう。
具体的に決まっているほど実行に移しやすいからです。
番外:人間らしい生活リズムを守ろう
大晦日、お正月はテレビは特番や映画など
ダラダラとテレビをつけっぱなしで過ごしてしまいやすいです。
深夜までお笑い番組やバラエティが放送され、
ついつい夜更かしをしやすいでものです。
「生活が乱れると心が乱れる」とは昔から言われる言葉。
睡眠不足や昼夜逆転は心身異常の原因です。
お正月は解放的になるのも分かりますが、
ほどほどにしたいものですね。