9月からの高校受験の勉強法は?
夏休み明けの実力テストはどうでしたか?
- けっこう頑張ったのに点数が上がらなかった。
- 塾の夏期講習で頑張った成果が出た。
- 応用が増えて思ったより難しかった。
いろいろな感想があると思います。
塾をやっている私から見ますと
応用問題が多くて思ったより点数が取れなかった人が多いと思います。
では、これから9月、10月と秋に向けて
どんな勉強をしていけばよいでしょうか。
テストの結果別、3つのアドバイスを紹介しますね。
1、順調な科目は入試本番の準備
夏休みの成果が出せた教科は、
より実戦に近い勉強を増やしていきましょう。
具体的に何をすればいいかというと、
公立高校レベルの問題演習をおすすめします。
問題集で<北海道> <石川>などと書かれていることがありますね?
それは、その都道府県の公立入試で出題されたという意味です。
<山口改>とは、「山口県で出題された問題を少し変えた」という意味です。
入試問題集は中学校を通じて購入できる場合もあります。
学校で購入予定のない人は市販のものを購入しましょう。
実力テストで70点以上取れていたら、
入試問題集をどんどん解きましょう。
ただ、自分の都道府県の過去問集はまだ時期が早いです。
いろいろな都道府県の問題を解いて、
入試レベルに慣れていきましょう。
2、苦手分野も今なら間に合う
夏休み明けテストが50点以下だった科目。
- 苦手な科目はイヤだな・・
- 不得意科目はやる気が起きない
- 勉強しても変わらないだろう・・
だれでもそう感じると思います。
でも、高校入試は5科目総得点での競争です。
苦手科目も少しずつでもいいので復習していきましょう。
高校受験で一つの教科が不得意なのは、とてもリスクが大きいことです。
みんなが簡単に解く問題を落とすと、
ライバルとの差が一気に広がるからです。
入試は1点差で合否が決まる無情の世界です。
得意を伸ばすのが攻めならば、
不得意をなくすのは守りです。
得意科目の80点を90点に伸ばすのは大変です。
それより、不得意科目の30点を40点にする方がラクです。
思い切って1年・2年の基本ワークに戻ろう
夏休みに頑張ったけれど、全然わからない分野が残ってしまった。
そんな人も教科書レベルに戻って最初からやり直せば大丈夫です。
1年・2年の学校のワークをもう一度解き直すとよいでしょう。
当時はわからなかったことも、
今なら簡単に感じることもあります。
大丈夫です、間に合います。
焦ることなく、守りを固めてください。
3、できた・できない・わからないの区別をして再チャレンジ
効率よく充実した受験勉強をすすめていくコツは、
出来た問題と出来なかった問題の区別をしっかりすることです。
これは中間テストや期末テストの勉強でも同じです。
問題集を解き始める時も、3つの印を忘れずに。
- 自分の力で正解することが出来た・・○
- 分からなかったけど、解説を見たら理解できた・・△
- 解説を見たけど、まだわからない・・?
△はなるべく時間をあけずに解き直してみましょう。
自分で解けるようになったら、△を○の変えます。
?は友達や学校の先生に質問して理解をすすめましょう。
理解できたら、?を△に変えておきます。
後日もう一度解いてみて、○に変わるようにしていきます。
問題集はあれこれやらずに、まず各教科1冊を仕上げます。
仕上げるとは、90%以上の問題を○印にした状態です。
秋は涼しくなって勉強しやすい季節。
まだまだ時間があるので、秋に伸びる子は多いです。
さあ、志望校合格に向かって頑張りましょう!