高校受験生との接し方
多くの受験生と保護者の方と接してきました。
残念なことに親の言動が
受験にマイナスとなってしまうことがあります。
そこで受験生の親がしてはいけない3つのことをお伝えします。
少し耳の痛い話もあるかもしれませんが、
3つのことを心に留めていただき、
お子さんと一緒に高校受験を成功させてくださいね。
1、イライラ・不安を子どもにぶつける
- 子どもが勉強しない
- 成績が伸びない
- 志望校の判定が悪い
高校受験では、親子ともに
イライラしたり不安になることが多く起こります。
親ならば「子どもに合格してほしい」と願うのは当然ですが、
願いが強いほど不安やイライラも大きくなるようです。
でも、自分の不安やイライラを子どもにぶつけないようにしたいです。
イライラを子どもにぶつけることは、
親のストレス発散にすぎません。
また、それで子どもが勉強するようにもなりません。
親が受験生に言ってはいけない言葉
感情のままに子どもが落ち込む言葉を言っていませんか?
合格できないよ!
志望校下げなさい!
バカ!
もう塾はやめさせます!
スマホ禁止!ゲーム禁止!
などと言ってしまうと、子どもは傷つきます。
親に不信感を抱き、反発して言うことを聞かなくなるでしょう。
反発する元気があるのならいいのですが、
自己否定をして悲観してしまう子もいます。
- お母さんは私を嫌いだ
- 親から見捨てられた
- ボクはダメな子だ
- 高校なんか行きたくない
- 勉強なんかイヤだ
生きるエネルギーをなくしてしまう子もいます。
子どもは親の鏡です。
親の言動が子どもに映し出されます。
イライラする気持ちはよく理解できますが、
感情をお子さんにぶつけないようにしたいです。
2、他の子と自分の子を比べる
高校受験の1年間は、いろいろな噂を耳にすることでしょう。
噂の中には、ネットから拾っただけのものや
根も葉もないものもあります。
自分が望んでいなくても、
近所の子の話も耳に入ってくると思います。
「〇〇くんは、□□高校を受けるらしいよ」
「△△さんは、トップクラスの成績みたいね」
その話を聞いてお子さんに
「〇〇くん□□志望よ。あんたも頑張りなさい!」
このように自分の子と他人とを比べないようにしてください。
子どもは本来、親に自分のありのままを受け入れてほしいと願っています。
他人と自分を比べて優劣をつけられるのをとても嫌がるからです。
また、学校の成績や志望校の違いで
人を区別することを不快に思うでしょう。
友達や知人を引き合いに出しても、
お子さんを激励することにはなりません。
あなたのお子さんと他人の子を比べないようにしてください。
「お前はお前で頑張ればいい」
このように言ってあげれば、子どもは勇気づけられます。
3、一人で悩み、考え込む
大事な我が子の高校受験となると、
悩む機会が多くなると思います。
自分一人で悩んでしまうと、
とかく悪い想像が膨らみやすいものです。
受験生の親としての悩みや不安、
心配はだれでも持っています。
まずは家族に悩みを相談して、
他の人にも聞いてもらいましょう。
一人で悩まずに相談相手を持ってください。
できれば、高校受験を経験した
先輩保護者さんがいいと思います。
指導歴のある塾の先生などでもいいでしょう。
一人で悩んで背負い込むことのないようにしてくださいね。