勉強のやる気スイッチを入れる方法
中学の勉強のやる気が出なくて困っていますか?
勉強に限らず、やる気を出す方法はいろいろあります。
成績など目標を決める方法はこちらで紹介しました。
それとは別の、勉強のやる気を出す4つの方法を紹介します。
脳に「やる気スイッチ」があった!
多くの人は次のように考えています。
やる気が出る → 勉強を始める
しかし、実際は順番が逆ということが分かりました。
勉強を始める → やる気が出る
自然にやる気が出るのを待つのではなく、勉強を始めるとやる気スイッチが入ります。
やる気スイッチは、脳の「側坐核(そくざかく)」という部分にあります。
側坐核に刺激を与えると、脳ががはたらき始め、やる気のもととなるドーパミンが放出されます。
では、側坐核への刺激を与えるには何をすればいいでしょう?
ズバリ、何か勉強を始めてしまうことです。
とにかく勉強を始めてしまう
何か勉強を始めてしまえば脳の「やる気スイッチ」が入ります。
そこで、簡単ですぐ始められることから勉強を始めましょう。
- 数学の簡単な計算問題
- 国語英語教科書の音読
- 授業ノートの見直し
- 理科社会の用語一問一答
これらを数問だけ、あるいは1ページだけやりましょう。
本格的に問題集をやる前に、脳の準備運動をするのです。
準備運動は3分〜5分を目安にしてください。
脳のエンジンをかければ、ドーパミンが出てきてやる気が出ます。
ポーズを決めて叫ぶ
スポーツの試合開始に「いくぞ!おー!」と叫んで気合いを入れている場面がありますね。
身体に力を込めて叫ぶと、意欲のホルモン(テストステロン)が出ます。
勉強のやる気も同じです。
勉強を始める前に、ガッツポーズをつくって叫びましょう。
好きなアニメキャラのポーズで叫ぶのも良いですね。
また、叫ぶとストレスホルモンが減るというデータもあるそうです。
たしかに、大声で叫ぶとスッキリしますね。
「勉強始める」と言う
叫ぶなんてできない?
叫ぶのが苦手な人は、小声でよいので宣言しましょう。
- 宿題やるぞ!
- 今から勉強する!
- さあ始めるぞ!
- 合格のためにがんばる!
小さな声でいいので声に出して宣言しましょう。
人間の脳は、口に出して言ったことを実行しようとします。
「今から勉強する」と言うと、脳は勉強しようとします。
でも、身体は机に向かっていないとします。
言ったこととやっていることが矛盾していると、脳は「認知不協和」を起こします。
その結果、脳と身体が矛盾を解消したくなって宿題をせざるをえなくなるのです。
なかなか勉強のスタートを切れない人は、「5・4・3・2・1・スタート!」と声に出して始めるのもいいです。
気持ちと身体に勢いをつけて始めましょう。
睡眠をしっかりとる
やる気が出ない原因の一つは、脳が疲れているからかもしれません。
身体が疲れていると気持ちも下がりますよね。
身体が健康でいるために、睡眠を8時間とるようにしてください。
必要な睡眠時間は年齢によって異なるようですが、成長期の中学生に必要な睡眠時間は8時間と言われています。
朝起きるのが7時だとしたら、23時には寝ましょう。
身体が健康ならば気持ちが充実し、やる気も出てきます。
※樺沢紫苑さんの著書を参考にしました