記述問題とは?
理科のテストで、5年ほど前から「記述問題」が多く出題されるようになりました。
最近では中学1年生の中間テスト、期末テストから出題されていますね。
公立高校では40%〜50%が文章記述という県もあります。
単なる暗記ではなく、「表現させる入試」に変わってきているのです。
さて、「記述問題」は、一問一答問題と区別して対策する必要があります。
(一問一答の例)
問) 傍線部の動物の種類を何と言いますか?
答) ハチュウ類
(記述式の例)
問) ハチュウ類の体温と卵の特徴を説明しなさい。
答) 体温は一定で、卵はかたい殻がある。
記述式とは、今までのように問題と単純な答えではなく、
自分の言葉で理科用語を説明したり、理由を書く問題のことです。
テストで出たことがありますよね?
用語集を効果的に使おう
記述対策を始めると、どれだけやってもキリがありません。
しかし、できるだけの対策はしておきましょう。
まずは、学校のワークやプリントに出てくる記述問題を覚えます。
学校のワークやプリントを一通りやれば、よく出る問題は押さえることができます。
よく出る問題の例としては、
問) 水素を水上置換で集める理由は?
答) 水素は水にとけにくいから
このような定番問題は押さえられるでしょう。
もし答えが長くて意味が分からない時は、先生に質問するなどしましょう。
内容が分からない文を覚えるのは苦痛です。
次に、できれば「逆一問一答」をやってみましょう。
「問題 → 答え」の逆で、
答えの理科用語を自分で説明してみます。
問)深成岩とは?
答) マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まったもの
教科書の太い字で書いてある用語を、自分なりに説明してみます。
最後に、書店に「記述問題集」があれば購入するのもいいでしょう。
記述式の問題は高校入試にも出題されますし、
その割合はどんどん増えています。
偏差値が高い高校や上位進学校を目指すならば、
記述式をしっかりマスターしておく必要があります。