中学生の社会は記述問題がますます重要に
中学社会の記述問題や資料読み取り問題の勉強法を紹介ます。
中学校の最近のテストは「記述」や「資料読み取り」が増えましたね。
昔の社会はただの暗記テストだったのですが、
今の社会科は思考と表現の教科に変わりつつあります。
社会記述と資料問題の3つの勉強法を紹介します。
社会と同じく理科も教科書の用語を覚えているだけでなく、
実験結果を読み取ったり、言葉で説明する問題が増えました。
教科書とワーク・用語集を使おう!
記述問題は難しいから勉強したくない・・
そんな中学生も多いと思います。
でも、記述の出題は増えていますし
配点も大きいので、しっかり勉強していきましょう。
文章で答えを書いたり、資料の読み取りが苦手な人も
まずは教科書とワークで勉強することをおススメします。
最初に教科書をすみずみ読んでいきます。
読んだら、ワークの問題を繰り返し解いていきましょう。
なぜ教科書やワークの勉強が大切かと言うと、
記述を解くには基本知識が必要だからです。
なにか特別な勉強をするのではなく、基本知識をしっかり身につけましょう。
知識が増えてくれば、記述問題も難しく感じなくなるでしょう。
社会の基本用語を覚えるのに、
「用語集」は必ず持っておくといいです。
用語を覚えるのが苦手な人は、意味を確かめながら覚えるためです。
意味も分からずに覚えるのは苦痛ですよね?
資料(グラフ)読み取り問題のコツ
それでは、出題が増えている「資料の読み取り問題」の勉強法を説明します。
記述式と同様、資料は高校入試の社会でもよく出題されます。
上位進学校を目指すなら、よく学習しておきたいです。
下の例題を見てください。
問)資料4の市営バスの利用について「今は必要ないが将来必要」と答えた住民が多かった。その理由を資料3と資料5をふまえて書きなさい。
資料からわかることを整理してみてみましょう。
コツは、グラフの割合の大きなところを見ることです。
- 資料3(右上)から、高齢化が進んでいるとわかる
- 資料4(左下)から、「市営バスが将来必要」の割合が高いとわかる。
- 資料5(右下)から、日常の移動は自家用車が多いとわかる。
これらの3つのつながりを考えるのです。
- 今は自動車を運転している人が多い
- 高齢化が進んでいる
- 将来はバスの利用を考えている
よって、正解例は次のようになります。
例)A市では自家用車で移動する人の割合が高いが、高齢化が進んでいるため
今後、バスを利用したい人の割合が増加すると考えられるから。
資料やグラフでは、数字や割合の大きいところに注目しましょう。
例題では、赤丸で囲んだ部分ですね。
資料3の60歳以上の人数
資料4の将来必要となる=51.7%
資料5の自家用車=68.9%
これらがヒントとわかれば、正解までは難しくないでしょう。
例題では資料が3つあるので、3つとも利用することもポイントです。
社会記述問題集で練習しよう
今持っているワークの問題で記述が解けるようになったら、
市販の記述問題集を買って練習してもいいでしょう。
資料の読み取りのコツは、上の例で説明した通りです。
歴史の記述は、用語の意味がしっかりわかったうえで、
「正解の内容・意味」を理解するようにしてください。
ただ暗記しようとするのは難しいです。
意味を理解してから暗記するといいでしょう。
練習すればだんだん慣れてきます。
あきらめずに記述問題を克服してください!