英検scbtの受験方法とメリット・デメリットを紹介します。
英検の勉強は学校のテスト期間に重なったり、学校の金曜の授業後だったりで、大変ですよね。
2次試験は遠くの知らない場所まで行かなくちゃいけない・・部活動の試合と重なってしまった・・
2次試験もけっこう面倒が多いです。
これらの今までの英検の不便さをなくしたのが英検SーCBTです。
デメリットも少しありますが、メリットの方が多いのでおススメです。
英検SCBTは従来型と何が違う?
従来の英検は通っている学校で受ける子が多いと思いますが、SCBTはお住まいの地域に会場が設けられています。
個別ブースが設置され、パソコンで受検します。
これなら静かで隣の人も気になりませんね?
そして何といっても大きな違いは受検日程です。
従来型=合計2日間
一次試験 リーディング + リスニング + ライティング
二次試験 スピーキング
日程 年間3回の指定された日
これまでは一次試験→合格発表までドキドキ→合格者は2次試験でした。
英検S-CBT=1日で終了
スピーキング+リスニング+リーディング+ライティング
日程 原則毎週土日 夏休みは平日も
特設会場で、一日に4技能の試験を行います。
最初に従来の2次試験である「スピーキング」を行います。
ヘッドセットを装着して、パソコンモニターの試験管に向かって解答を録音します。
操作については事前に説明がありますから大丈夫です。
スピーキングの後は、リスニングです。
ヘッドセットで音声を聞き、マウスで解答をクリックします。
リーディングも同様で、マウスで答を選んで進めていきます。
ライティングは選択方式です。
- 筆記型:解答用紙に鉛筆で解答していきます。
- タイピング型:キーボードで解答を打ち込んでいきます。
多くの中高生は筆記型を選ぶようです。
もちろん、難易度はこれまでの英検と同じです。
試験官の先生が対面ではなく、パソコンのリモートになっただけと考えてよさそうです。
ただし、スピーキングから始まるので注意したいですね。
時間の目安はこのようになっています。
(3級の場合)
1 スピーキング15分
2 リスニング25分
3 リーディングとライティング50分
英検SCBTのメリットは?
メリットをまとめてみましょう。
- 部活動の試合などと重ならない日程を選べる。
- 年間6回以上の受検チャンスがある。
- 放課後の疲れた状態で受けなくてよい。
- 一日で4技能の試験がすべてが終わる。
- ヘッドセットなので周囲の雑音が聴こえず集中できる。
- 2次試験の会場が不明ということがない
- 午前・午後で2つの級を受検することも可能
英検SCBTのデメリットは?
一方、デメリットは何でしょうか?
- 受験できるのは3級以上です。
- 友達がいなくて孤独かもしれません。
- 試験会場の人数の制限がある。
- 4技能全ての勉強をする一度に必要がある
(4級や5級は従来型です。)
(個別ブースで受検します)
(お申し込み先着順です)
(1次→2次の間がないから)
最後に、受験料の比較をしておきましょう。
団体・準会場が学校で受検する従来型の英検です。
それに比べるSCBTはちょっと高いですね。
会場の確保やパソコン設備などの経費と考えれば、納得がいくのではないでしょうか。
受験生に受検をおススメします
私の塾では中学校で受ける従来型と英検SCBTの両方を個別におすすめしています。
とくに中学3年生は3級の取得は必修ですし、準2級まで合格してほしいと指導しています。
でも、従来型での年3回ではチャンスが少なすぎる!子もいます。
そこで、中学3年生の1学期までに3級に合格できなかった子は、夏休み中に英検SCBTの受検をおススメしています。
1学期で3級を取れた子は、夏休みに準2級の勉強をスタートです。
原則毎週土日に受検できて、年6回のチャンス。
このメリットを活かさないのはもったいないと思います!
塾生の声
きれいで涼しい会場で受検できました。
最初は緊張したけど、パソコン操作も簡単でした。
リスニングが聞きやすくて助かりました。
学校では車の音とかで聴こえにくかったので・・。
1日で終わって3級に合格できたので嬉しかったです。
高校生になったら、2級までチャレンジしたいです。