中学漢文の勉強のやり方を知って点数を取ろう!
中学生の漢文の勉強法を紹介します。
漢文は古文の勉強のやり方と似ています。
やり方さえわかれば、それほど難しくはありません。
スラスラ読めるようになろう
まずは、書き下し文をスラスラ読めるようにしましょう。
一つの漢文を5回以上読めば、だれでも上達していきます。
音読が大切なのは古文の勉強も同じですね。
最初はつまりながらでもいいです。
慣れてくると漢文のリズムを味わうこともできて、おもしろいです。
ただし、読まない漢字があるので気をつけましょう。
<読まない漢字>
而 、 於 、 耶 、 哉 など
返り点や漢詩の形式を覚えよう!
漢文の文法とも言うべき、返り点を理解しておきましょう。
中学生は、「レ点」と「一二点」を理解して使えればOKです。
レ点は「下→上」のかえって読みます。
思 A
レ
我 @
@→Aの順で読むので、我→思
次は「一・二点」です。
「二」をとばして、「一」が出てきたら「二」に戻ります。
走 B
二
公 @
園 A
一
@→A→B の順で、公園→走 ですね。
これはすべての言語にいえることですが、読めないと覚えられません。
また、音読で自分の声を自分の耳で聞くので、黙読(もくどく)よりも音読が効果的です。
また、必ずテストに出るのが漢詩の形式です。
一行が五文字なら五言(ごごん)。八文字なら八言
全体が四行なら絶句(ぜっく)。八行なら律詩(りっし)
一行五文字で八行の形式だったら、「五言律詩」です。
テストに必ず出るので、漢文用語は暗記しましょう。
現代語訳を確認しよう
スラスラ読めて、漢文の形式がわかったら現代語訳を確認します。
漢文独特の言い回しや表現には気をつけましょう。
現代語訳がわかれば、ストーリーも理解できるはずです。
たいていは故事成語が多いですね。
故事成語(こじせいご)・・向かいの中国で起こった出来事から生まれた言葉
(例) 矛盾 五十歩百歩 推敲 など
ほかに、ちょっとシャレをきかせた話もあります。
例えば、こんなトンチ話はどうでしょうか。
孔子が弟子を連れて歩いていた。
垣根から馬が頭を出している。
孔子は「牛だ」と言った。
まさか、孔子が牛と馬の区別がつかないわけはない。
一番弟子の顔回(がいかん)はヒラメいた。
( 「馬」は十二支では「午」と書く。「午」が頭を出したら「牛」だ!)
顔回は孔子先生に確認すると、「さすがだ」と褒めてくれた。
一休さんのトンチみたいですね。
漢文の内容としては、偉人のエピソードを書いたもの、季節の風景を詩にしたもの、心情を詩にしたものが多いです。
話の内容がわからないときは?
初めて読む漢文で、話の内容がわからないときもあると思います。
そんなときは、現代語訳を読んでしまいましょう。
現代語で内容を確認したら、再び漢文を読みます。
漢文も慣れれば難しくないので、怖がらずに勉強しましょう。
古文は説明文や随筆、小説よりも点数は取りやすいと思います。
たくさん読めば、出題のパターンもわかります。
それでは漢文の勉強がんばって!