新中1生は中学準備、中2生は総復習をしよう
中学校の生活は小学生のものから一変し、とても忙しくなります。
勉強面や生活面でいろいろ不安かもしれません。
進級する中2生は2回目の春休み。
勉強も部活も充実させたいですね。
新中1生の算数の復習
中学の「数学」は、小学校の算数の延長上にあります。
とくに中学1年の最初の単元「正負の数」は、四則計算・小数・分数の計算が必修です。
四則計算は、×・÷・+・−の混じった計算です。
計算の順番が決まっているので、ルールの復習が必要です。
中学生の数学では、そこに「−(マイナス)」や2乗・3乗の数が加わってくると考えてください。
1学期(夏休み前)は計算がほとんどです。
春休みは四則・分数・小数計算を重点的に復習しておきましょう。
問題集を買った方がいい?
算数が苦手だった子ほど、難しい問題集は避けるようにします。
書店で「くもん式」や「学研」の簡単な復習教材を購入してやってみましょう。
または、算数・国語・英語をまとめた中学準備のワークでも大丈夫です。
春休み中に必ず全部終わるものを買うといいです。
量が多すぎるものを買っても、やりきらないと親子ともストレスになるからです。
親が率先して買ってくるのではなく、必ずお子さんと書店で一緒に見ましょう。
親が一人で買って与えても、お子さんはイヤがるだけです。
親子で一緒に選び簡単なものを繰り返して、しっかりできるようになることを優先しましょう。
その方が自信も学力も付きます。
数学の1年間の学習内容は?
ちなみに、正負の数のあとの学習内容は
2学期・「方程式」=等式からx(エックス)の値を求める。また、その文章問題。
2学期・「比例・反比例」=座標・グラフ
2学期〜3学期・「平面図形」=平行・垂直・角度・おうぎ、コンパスと定規を使う作図
3学期・「空間図形」=立体の名称・展開図・表面積・体積
3学期・「資料の整理」=統計・平均
このような内容を一年間で勉強します。
中学英語の準備
小学校での必修単語も数百語あります。
これらが土台となって、中学・高校の英語の授業を受けることになります。
つまり、小学校の英単語はすべて分かっている前提で授業が始まります。
そう考えると、春休み中にやっておくべきことは見えてきますね。
小学校で英語が苦手だった子は頑張って復習しましょう。
春休みの英語の復習
最初はアルファベットの確認と身近なものの単語練習をしましょう。
英語は最初が肝心なので、「ゆっくり丁寧に」を心がけます。
英語はほとんど小文字なので、大文字より小文字を重視してください。
次は、英文法が中心の薄いワークがあるとよいです。
Hello , Good morning. から始まり、
I am 〜 I like 〜 などの英文が入っているものがいいです。
全部覚えるというよりは、英語の語順や構文を復習するのが目的です。
これも、市販の薄いワークがあるといいです。
数学と同じく、あれもこれもやろうとするのではなく、
基本英文と単語暗記までが確実にできるものを選びましょう。
もちろん、単語や英文はたくさん暗記しているほど良いです。
何度も読んで書いて練習して、中学校の英語に備えましょう。
勉強のやり方が大切
中学生の生活は小学生よりとても忙しくなります。
部活動が終わって帰宅するのが18:00過ぎ。
テストは2か月間で習った5教科の範囲を1日でやります。
毎日の生活に追われ、あっという間に時間が過ぎていくことでしょう。
ですからできるだけ効率よく成果の上がる勉強のやり方を身につけることが必修です。
早い時期に中学の勉強のやり方を身につけておくことをおすすめします。
中2春休みのおススメ勉強法
中学2年生は、この1年間の中学生活はどうだったでしょうか?
勉強面も部活面も生活面も忙しかったと思います。
春休みの使い方として1年生の総復習をおすすめします。
あれもこれもやろうと思うと、「計画倒れ」「消化不良」になりやすいからです。
どれも中途半端になるくらいなら、1年間の総復習が良いでしょう。
では、総復習の2つの方法を紹介します。
教科書のまとめ問題で復習する
学校から春休みの宿題も出ると思います。
もし学校からの春休みワークが出ていなくても、慌てて書店で問題集を買い求める必要はありません。
教科書を有効に使って復習ができます。
国語以外の具体な復習法です。
- 数学は教科書の「基本の問題」や「章の問題を復習します。
- 英語は基本文と太字の単語の読み書き、熟語の読み書きは必修です。
- 理科・社会は学校のワークのまとめ問題を復習しておくとよいです。
1学期から全部では多すぎると感じる場合は、2学期・3学期の内容を重点的に復習してください。
学校の春ワークを活用する
おそらく「スプリング〜」「春の〜」というタイトルの薄いワークを学校からもらえると思います。
薄いので頼りない感じもしますが、そこをカバーするためにも間違えた問題だけ、もう一度やって提出するようにしましょう。
一回やって丸つけをしてただ提出してしまっては何も身につきません。
春休みワーク用のノートを用意して、間違えた問題は問題をノートの写してから自分の力で解いていきます。
自力で解ければ、力が付いた証拠です。
部活動で忙しい人も間違い直しまで頑張れば、成績が上がります。