〜ながら勉強は良くない理由
「〜ながら勉強」は賛否両論ありますね。
音楽を聴きながら勉強。
テレビやYou Tube を観ながらの勉強。
個人的には、あまりおススメはできません。
音楽を聴きながら勉強する子が増えた
耳にヘッドフォンやイアホンを付けて勉強している中高生がいます。
賛否両論あるでしょうが、私はオススメしません。
たしかに、音楽は人を心地よくさせる効果があります。
ロックのリズムでアドレナリンが出て、やる気が出るかもしれません。
好きな曲を聴けば気分がよくなることもあるでしょう。
日本語の歌詞に勇気をもらったり、感動することも多いと思います。
では、音楽を聴きながらの勉強は効率がいいでしょうか?
興味深いデータがあるので、紹介します。
一度に2つ・3つをしようとする最近の人
- 食事をしながらスマホ
- 動画を観ながらメール
- 友達と会話しながらLINE
このような人を見たことがあると思います。
仕事でも複数のことを同時にこなすことを「マルチタスク」と言いますが、
一つのことに集中して仕事をしている方が効率が良いとわかりました。
スマホしながら食事をする場合、
スマホの時は脳は一時的にスマホに集中、
食事の味は脳が食事に切り替わっているそうです。
つまり、2つのことを同時にしているように見えても、
脳はそのつど集中する対象を切り替えているだけなのです。
音楽を聴くと勉強に集中できない?
脳は2つのことを同時にはできない。
これが科学的な答えです。
好きな曲であればあるほど神経がそちらに向かい、
勉強内容より音楽に集中してしまいます。
好きな日本人のアーティストの曲ならば、
歌詞を口づさんだり、身体でリズムをとるでしょう。
それはその曲に集中してしまっている証拠です。
静かなクラシックやリラックスBGMならOK
日本語の曲やリズムの激しい音楽は、
脳が反応してしまいます。
しかし、クラシックや歌詞のない音楽は大丈夫です。
人間の脳の集中状態では「α(アルファ)波」が出るのは有名です。
α波がよく出るのは、静かなクラシックを聴いているときです。
例えば、モーツアルトやショパンやバッハがBGMとして最適でしょう。
癒し系のCDでは、小川の音、小鳥のさえずりなどもあります。
これらは日本のポップスのように歌詞はないので、聞き流せます。
音のボリュームを小さめにしておけば、
勉強に集中したときには聞こえなくなるでしょう。
図書館や喫茶店ではクラシックや静かな曲が流れていますね。
テストと同じ環境で勉強するのが良い
テストや試験の会場は静かなものです。
普段から激しい音楽が流れている環境にいると、
静寂の緊張感に耐えられなくなります。
周囲の答案を書く音が「カリカリカリ」と聞こえてくると
心臓がドキドキして頭が真っ白に・・・・
テストの緊張感の中でも力を発揮できるよう、
静かな環境で集中することに慣れておきましょう。
高校受験生の模試でもそうですが、
本番と同じように練習しておくと、本番でも実力を発揮できます。
練習のときは本番のつもりで、本番は練習のつもりで。
音楽を聴いてリラックスするなら
静かなBGMや生活音程度にしておきましょう。
TVやYou Tubeを見ながらは絶対ダメ
日本語の曲やロックの曲を聴きながらでは、
音楽が勉強への集中の妨げになってしまいます。
同じ理由で、動画やテレビを観ながらの勉強はダメです。
人間の眼は、動くものを追いかける性質があるからです。
目の前にハエが飛んで来たら、目で追ってしまいますよね?
集中していても、意識がハエに向きます。
同じ理由で、テレビ画面が目に入ると
脳がそちらを追いかけてしまうのです。
テレビや動画を観ながら勉強している人は、
今日からテレビや動画を観られない場所で頑張りましょう。
勉強法がわかれば伸びる!