勉強のやる気を出すには?
毎日頑張って勉強できればいいですが、なかなか気持ちが勉強に向かわない時もあります。
とくにテレビは一度見てしまうとダラダラと見続けてしまいますよね。
スマートフォンの誘惑もあります。
ユーチューブなど動画も一つ見てしまうと、キリがなくなります。
このページでは勉強のやる気が出ない中学生のために、2つの具体的な方法を書きました。
テスト前だけでもいいので、やってみてくださいね。
1,アファメーションをする
アファメーションという言葉を知っていますか?
アファメーションとは、肯定的宣言という意味です。
あなたが何かを成し遂げたいときに、それを自分や周囲に宣言する方法です。
- 新車を買うぞ!
- ダイエットするぞ!
- レギュラーになるぞ!
このような「目標決意」はやったことがあると思います。
でも、目標をだれかに話したり宣言はしないでしょう。
アファメーションは自分と周囲に宣言するのが特徴です。
勉強の目標も宣言してアファメーションします。
アファメーションのやり方
まず、白い紙を何枚か用意します。
そこに自分の名前を書きます。
そして「テストで○○点を取る」と大きく書いてください。
期末テストで合計400点取る!
鈴木一郎
ことばの書き方にコツがあります。
「テストで○○点を取りたい」
「目標○○点を取る」と書くと実現できません。
「テストで○○点を取る」と言い切ることばにします。
あるいは「400点取りました」と実現したように書きます。
宣言を脳に思い込ませる
「400点取る!」と書くと、脳は400点取るように働き始めます。
ところが「400取りたい」と書いても、400点を取りたい状態が続くだけなのです。
決して400点は取れないでしょう。
自分と周囲に宣言しよう
宣言を何枚か紙に書いたら、目に付くところに貼ります。
自分の部屋の机の前はもちろん、トイレやリビングなどに貼っていきます。
一日に何度も見るようにするのです。
貼った紙は家族も見るので、家族も宣言内容を知っています。
自分にプレッシャーをかかりますが、それがいいのです。
プレッシャーが自分を奮闘させます。
アファメーション人に宣言することによってこそ、効果があります。
小さなアファメーションから始めよう
今テストが終わったばかりで、次のテストまで時間があるかもしれません。
そんなときは身近で小さな目標を設定しましょう。
例えば、英語の単語テストや数学の小テストで90点以上を取ると宣言します。
レベルの高い目標でなくてもかまいませんし、100点でなくてもかまいません。
少し頑張れば達成できそうなことがいいでしょう。
テスト勉強のやり方が分からない人はこちらを参考にしてください。
小さな目標が達成できたら、自分を褒めましょう。
勉強は孤独でしんどいです。
自分のことをふるい立たせる努力をしましょう。
お父さん・お母さんの役割は?
子どもが勉強のやる気を出すのに、お父さんとお母さんの役割はとても重要です。
ちなみに、「目標を達成したら○○を買ってあげる」と、ご褒美を用意する保護者の方がいますが、おすすめしません。
一つクリアすると、次はそれ以上のものを用意しなければならないからです。
モノも悪くないですが、子ども時代は心の成長を大切にしてあげたいですね。
2,勉強を始めてしまうとやる気は出る
アファメーションは「目標を達成した自分を想像してやる気を高める方法」です。
この方法が難しい場合は、もう一つの方法があります。
決めた時間になったら勉強を始めてしまうという方法です。
実は、やる気スイッチは脳の中にあります。
勉強を始めると側坐核(そくざかく)という部分が刺激され、やる気のもとのドーパミンが出ます。
ドーパミンが出ると、もっと頑張ろうという気持ちが出てきて、勉強を続けることができます。
精神科医の樺沢先生の説明をご覧ください。
スポーツを始めるときも、準備体操をすると身体が動くようになりますよね。
脳もエンジンをかけると働き始めるのです。
やる気スイッチを入れる勉強は何をすればいい?
とはいっても、その「勉強を始める」のが難しいですよね?
そこで最初の勉強は超簡単なことにしましょう。
例をあげておきます。
- 英語の教科書の音読
- 数学の計算問題復習
- 中学校の宿題
とりあえず始めてしまえば、脳にエンジンがかかってやる気が出ます。
もちろん、スマホやテレビが絶対ダメということではありません。
中学校の授業や部活に頑張ったのですから、リラックスする時間が必要ですね。
ただしスマホは帰宅後の1時間だけと決めましょう。
楽しいことは時間で区切るとやめやすいです。
そのあとは切り替えて勉強ですね。
上の例のような簡単な内容から始めましょう。