中学の勉強継続のコツは無理しないこと!?
毎日の勉強を続けることって、難しいですよね?
部活動で疲れてしまったり、
練習試合で土日もつぶれてしまったり。
高校受験生でも、家の用事で
勉強計画が守れないときがあるかもしれません。
そんなときのために、
勉強を毎日継続する4つのコツを紹介します。
なんといっても、継続は力です。
1、ハードルを下げる
計画を立てて勉強を始めたけれど、量が多くてできない・・。
そんなときは、ハードルを下げましょう。
- 1日に2ページと決めていたものを1ページに減らす。
- 教科書の音読を3回としていたものを2回に減らす。
- 1日3教科と決めていたものを2教科に減らす
このように修正してみてください。
修正したら、3週間の継続を目標に再出発です。
慣れてきて「もう少し頑張れるかも」と感じるようなら、少し増やします。
計画は修正してOKです。
親子とも「最初に決めたことを完璧にこなさないといけない」と
考える必要はありません。
お子さんの様子を見ながらアレンジしていきましょう。
2、緊急時の最低限を決めておく
部活動や習い事をやっている子は、
試合などの予定が入ることでしょう。
● 土曜日の朝から夕方までサッカーの練習試合
● どうしても友達と観に行きたい映画がある
● 急に親戚の家に行く用事ができた
このようなときのために、
「どうしてもできないときに最低限すること」を決めておくことをおススメします。
勉強をまったくしない日を作ってしまうと、
再開するのに大きなエネルギーが必要だからです。
あるいは、緊張の糸が切れ
「今日も休んでもいいか」と考えてしまうからです。
せっかく続けてきた習慣を途切れさせないようにしましょう。
- 英語教科書の音読
- 数学の基本問題を解きなおし
- 社会の一問一答(用語)の見直しや解きなおし
5分〜10分で終わる基本勉強を決めておくといいです。
3、仲間をつくる
中学生は仲の良い友達をつくる機会がたくさんあります。
高校受験生は、勉強や受験について真剣に話せる複数の友達がいるとベストです。
勉強の悩みを相談し、
受験勉強のストレスをやわらげてくれるからです。
逆に、互いに切磋琢磨して
競争できるライバルの友達もいいですね。
勉強を毎日するのはシンドイので、
仲間の存在は継続を助けてくれます。
あいつも頑張っているから、僕もがんばろう!
そんな仲間をつくれると理想的です。
マイナス発言には注意
ただ、クラスメイトの中には『マイナス君』がいるかもしれません。
マイナス君とは
▲勉強なんてする意味ない。
▲勉強がわからない。
▲勉強はつまらない。
▲高校も行きたくない。
そんなマイナス発言ばかりする、
自己肯定感が極端に低い子です。
差別をするわけではありませんが、
マイナス発言は影響力が強いので
勉強の面では少し距離をおくのが良いでしょう。
4、ご褒美を考えておく
最後の『習慣化のコツ』は、ご褒美です。
私の塾でも、テストで目標を達成した子には
図書カードをプレゼントしています。
ほんの500円分ですが、とても喜んでくれます。
努力した結果を認めてもらえることは、大人も嬉しいですよね?
ただ、こちらから「何が欲しい?」と聞くことはおススメしません。
高額なものを要求されるかもしれないからです(笑)。
それは冗談として、今の時期は「努力することの尊さ」を教えたいです。
努力すれば必ず成功するとは限らない世の中ではありますが、
大人になった後も、努力は誰かが見てくれて認めてもらえます。
ご褒美は反対する人もいるでしょうが、
頑張ったことが形として与えられる経験をさせることに
大きな価値があると思います。
3週間を目標にがんばって!
何でもそうですが、習慣にすることが一番難しいです。
この「習慣化」は3週間の継続を目標にすると達成されやすいと言われています。
もちろん個人差はありますが、3週間で無意識にできるようになり、
3か月で「やらないと気持ち悪い」状態になるそうです。
勉強も同じです。
長く塾で指導していますが、
勉強の習慣を付けさせるのが一番難しいです。
しかし、勉強が好きではない子も、
3週間頑張れば、勉強するのが自然な状態になってきます。
勉強を習慣化する4つのコツを紹介しました。
『やってみよう!』と思うものを取り入れてください。
親子で力を合わせ、勉強を習慣にしてくださいね。