中学の勉強継続のコツは無理しないこと!?
毎日の勉強を続けることって、難しいですよね?
部活動で疲れてしまったり、練習試合で土日もつぶれてしまったり。
高校受験生でも、家の用事で勉強計画が守れないときがあるかもしれません。
そんなときのために、勉強を毎日継続する4つのコツを紹介します。
なんといっても継続は力です。
3週間を目標にがんばって!
何でもそうですが、習慣にすることが一番難しいです。
この「習慣化」は3週間の継続を目標にすると達成されやすいと言われています。
習慣を身につけるのに21日必要か?美容整形外科医のマクスウェル・マルツ博士の説を検証
もちろん個人差はありますが、3週間で無意識にできるようになり、3か月で「やらないと気持ち悪い」状態になるそうです。
勉強も同じです。
長く塾で指導していますが、勉強の習慣を付けさせるのが一番難しいです。
しかし、勉強が好きではない子も、3週間頑張れば、勉強するのが自然な状態になってきます。
親子で力を合わせ、勉強を習慣にしてくださいね。
1、ハードルを下げる
計画を立てて勉強を始めたけれど、量が多くてできない・・。
そんなときは、勉強量のハードルを下げましょう。
- 1日に2ページと決めていたものを1ページに減らす。
- 教科書の音読を3回としていたものを2回に減らす。
- 1日3教科と決めていたものを2教科に減らす
このように修正してみてください。
修正したら、3週間の継続を目標に再出発です。
慣れてきて「もう少し頑張れるかも」と感じるようなら、少し増やします。
計画は修正してOKです。
親子とも「最初に決めたことを完璧にこなさないといけない」と考える必要はありません。
お子さんの様子を見ながらアレンジしていきましょう。
2、緊急時の最低限を決めておく
部活動や習い事をやっている子は、試合などの予定が入ることでしょう。
● 土曜日の朝から夕方までサッカーの練習試合
● どうしても友達と観に行きたい映画がある
● 急に親戚の家に行く用事ができた
このようなときのために「どうしてもできないときに最低限すること」を決めておくことをおススメします。
勉強をまったくしない日を作ってしまうと、再開するのに大きなエネルギーが必要だからです。
あるいは、緊張の糸が切れ「今日も休んでもいいか」と考えてしまうからです。
せっかく続けてきた習慣を途切れさせないようにしましょう。
- 英語教科書の音読
- 数学の基本問題を解きなおし
- 社会の一問一答(用語)の見直しや解きなおし
5分〜10分で終わる基本勉強を決めておくといいです。
3、仲間をつくる
中学生は仲の良い友達をつくる機会がたくさんあります。
高校受験生は、勉強や受験について真剣に話せる複数の友達がいるとベストです。
勉強の悩みを相談し、受験勉強のストレスをやわらげてくれるからです。
逆に、互いに切磋琢磨して競争できるライバルの友達もいいですね。
勉強を毎日するのはシンドイので、仲間の存在は継続を助けてくれます。
あいつも頑張っているから、僕もがんばろう!
そんな仲間をつくれると理想的です。
マイナス発言には注意
ただ、クラスメイトの中には『マイナス君』がいるかもしれません。
マイナス君とは
▲勉強なんてする意味ない。
▲勉強がわからない。
▲勉強はつまらない。
▲高校も行きたくない。
そんなマイナス発言ばかりする自己肯定感が極端に低い子です。
差別をするわけではありませんが、マイナス発言は影響力が強いので勉強の面では少し距離をおくのが良いでしょう。
4、ご褒美を考えておく
最後の『習慣化のコツ』は、ご褒美です。
私の塾でも、テストで目標を達成した子には図書カードをプレゼントしています。
ほんの500円分ですが、とても喜んでくれます。
努力した結果を認めてもらえることは、大人も嬉しいですよね?
ただ、こちらから「何が欲しい?」と聞くことはおススメしません。
高額なものを要求されるかもしれないからです(笑)。
それは冗談として、今の時期は「努力することの尊さ」を教えたいです。
努力すれば必ず成功するとは限らない世の中ではありますが、大人になった後も、努力は誰かが見てくれて認めてもらえます。
ご褒美は反対する人もいるでしょうが、頑張ったことが形として与えられる経験をさせることに大きな価値があると思います。
完璧である必要はない
最後は蛇足になりますが、完璧を求めすぎないこともコツのひとつです。
決めたことを完璧にできないと、落ち込んだり自分を責めたりする人がいます。
できなくても、自分を責めることはないですよ。
少なくとも、勉強を習慣にしようとチャレンジしたからです。
挑戦しただけでもエライ!
自分をほめてくださいね。