高校入試面接はしっかり準備すれば大丈夫です!
高校のスポーツ推薦や一般入試で面接試験を行う高校があります。
面接試験もしっかりと準備して練習すれば怖くありません。
面接試験の受け方のコツと注意点を紹介します。
ぜひ志望高校合格を勝ち取ってください!
キミにとって「面接」は初めての経験ですか?
経験がないことは怖く感じるものですが、大丈夫です。
まず、「なぜ面接があるのか」を高校の校長先生の立場で考えてみましょう。
なぜ面接試験が必要か?
なぜ面接試験が必要なのでしょうか?
キミが○○高校の校長先生だったら・・を考えてみます。
キミの○○高校に入りたいと考えている中学3年生がたくさんいます。
でも、キミはその中3生たちとは一度も会ったことはありません。
顔はもちろん知りません。
内申書から受験生の成績や学校での様子がわかるだけです。
明日はいよいよ入学試験です。
3年間一緒に過ごすことになる中学3年生がキミの高校の面接にきます・・・。
どうですか?
キミが校長先生なら、試験を受けにくる子たちの顔を見たいと思います。
少しでも話してみたいと思いませんか?
この高校に入りたい!という気持ちを確かめたいと思います。
そこまで想像できたら、面接で重要なことは何か、考えてみましょう。
面接試験で大切なことは?
これも「校長先生になったつもり」で考えてください。
どんな生徒に自分の高校に来てほしいですか?
キミが校長先生なら、受験生のどこを見ますか?
受験生に何を聞きたいですか?
それでは本物の校長先生が何を見たいか、答えです。
- キミの態度・服装・礼儀作法・言葉づかい
- キミのこの高校に入りたいという熱意
- キミの高校入学後の意欲や積極性
おおまかに分けてこれらの3つです。
態度や礼儀作法・服装・言葉などは外から見えるもの。
熱意や意欲、積極性は外からは見えない心の中にあるものですね。
では、実際の入試での注意点やアドバイスです。
礼とあいさつをしっかりと
入室と退室のときなどの挨拶がきちんとできると好印象です。
入室のときは「失礼します」、
イスに腰掛けるときに「よろしくお願いします」
退室のときは「ありがとうございました。」
会釈(えしゃく)とともにこの3つをハキハキ言いましょう。
言ってはいけないNGワード
最初に、これは減点されるというNGワードの説明をします。
最初にあげた「面接のポイント」を復習しておきましょう。
校長先生や面接の先生は君の何を見たいのか・・・・・?
- キミの態度・服装・礼儀作法・言葉づかい
- キミのこの高校に入りたいという熱意
- キミの高校入学後の意欲や積極性
校長先生はキミの熱意・意欲・積極性を見たいです。
だから、NGワードは「わかりません・考えていません」などです。
例えば「部活動は何をしますか?」という質問に対して何も考えていなくても「まだ考えていませんが、入学後は運動部に入ろうと思っています。」と答えます。
「考えていません」だけだと、消極的と受けとられるからです。
前向きな発言、積極的な発言を心がけましょう。
積極的な発言は「自分はこの高校に入って頑張りたい!」という熱意・意欲と受け取ってもらえます。
ウソは言わない
積極性や熱意が大事ですが、だからといってウソはつかないようにしましょう。
自分をもっと良く見せようとしなくても大丈夫です。
面接の先生によっては、「突っ込んだ」質問をしてくる人もいます。
例えば、「最近読んだ本は?」の質問に、ウソで「○○です」と答えたとしましょう。
そしたら「その本の感想を教えてください」という質問が続く場合があります。
本当は読んでないとしたら、困りますよね。
相手は面接のプロです。ウソは見抜かれます。
正直に誠実な受け答えをしましょう。
服装などについて
これは大丈夫ですよね?
試験の1週間前には散髪をして、気持ちもさっぱりしておきましょう。
清潔感があると印象も良いです。
もう一つ、1週間前のおススメは笑顔の練習です。
男女ともに、ニッコリ笑顔は好印象です。
毎朝、鏡の前でニッコリの練習をしておきましょう。
面接時間以外の注意点
面接の先生は、面接時間以外のキミも見ています。
自分の順番を待っているときでも、緊張感をもっていましょう。
- 友達と大声でしゃべらない。
- 廊下に座り込んだりしない。
- スマホは電源を切って触らない。
これらに気をつけましょう。
高校生活の質問と回答例
ここからは「よく聞かれる質問と回答」を紹介します。
高校の先生は受験生の入学意欲を確かめたいです。
ですので、志望動機や高校入学後の希望は必ず聞かれます。
簡潔ではっきりした回答を用意しておきましょう。
Q なぜ本校を志望しましたか?
A1 はい、私は4年制大学に入学したいと考えています。
貴校大学進学の実績が素晴らしいので、入学を希望しています。
A2 はい、私は将来、看護師になりたいと思っています。
看護師になるために、貴校で勉強して看護師になるための大学に入学したいからです。
A3 はい、私の兄が貴校を卒業しました。
兄が「とても良い高校だ」と話していたので、私もここで学びたいと考えました。
A4 はい、私はテニスが大好きです。
貴校のテニス部は強くて楽しいと聞きました。私もメンバーになってテニスを頑張りたいからです。
Q 高校でやりたいことは何ですか?
※ 志望動機と同じ内容でも大丈夫です。
A はい、部活動と勉強を両立したいです。
国公立大学合格を目指して頑張りたいです。
A2 はい、高校生活を楽しみながら、短大入学を目指します。
私は短大で保育士の免許を取るために、貴校では受験勉強をがんばりたいです。
Q 高校卒業後の進路はどのように考えていますか?
※ まだ決めていないときも、前向きに答えよう。
A はい、私は将来エンジニアになりたいので、工学部への進学を考えています。
数学と理科の勉強をがんばりたいです。
A2 はい、将来の具体的なプランはありませんが、貴校で学びながら考えたいです。
将来は、人の役に立てるように仕事ができたらと考えています。
Q 部活動に入る予定はありますか?
A はい、中学でもやっていたサッカーを続けたいと思っています。
レギュラーを取れるように練習したいです。
A2 はい、まだ決めていませんが、経験のない新しいことをやってみたいと思っています。
中学では運動部だったので、文化部にも興味があります。
Q 本校のホームページは見たことがありますか?
A はい、中学校の高校調べで拝見しました。
明るい高校という印象を持ちました。
A2 はい、家のパソコンで家族といっしょに見ました。
大学の合格実績がすごいと感じました。
Q 本校の特徴を言ってみてください。
※ ホームページで調べておこう。
A はい、貴校は文武両道の高校だと思います。
大学進学と部活動の活躍が目覚ましいと感じました。
A2 はい、貴校は一人一人の生徒を大事にする高校だと思います。
進学する生徒だけでなく、就職する生徒にもサポートをたくさんしていると感じました。
工業系・商業系高校
Q パソコンのワード・エクセルは使ったことがありますか?
A はい、ワードで文字を打ったことはあります。
エクセルは、父が仕事で使うと話していました。私は使ったことがありません。
Q 技術の時間に何を作りましたか?
A はい、FMが聞けるラジオを作りました。
実際に音が聞けたときは嬉しかったです。
Q 本校でどんな資格を取りたいですか?
A はい、簿記や情報処理の資格を取りたいです。
市内の企業に就職できたらと思っています。
A2 はい、危険物取扱と製図の資格を取りたいです。
私は昔から自動車が好きなので、関連する仕事をしたいです。
中学校や日常についての質問
Q 中学校で一番思い出に残ったことは?
A はい、運動会が一番の思い出です。
団のみんなといっしょに力を合わせて盛り上がりました。
Q 中学校で一番頑張ったことは何ですか?
A はい、英語の勉強を頑張りました。
高校では2級まで取れるように頑張りたいです。
A はい、バドミントンを頑張りました。
県大会に出場できたことが良かったです。
Q 好きな教科、苦手な教科は何ですか?
A はい、好きな教科は数学です。苦手な教科は社会です。
数学の難しい問題が解けると嬉しいからです。社会は暗記するのが苦手です。
Q 休みの日は何をして過ごしていますか?
A はい、友達と体育館でバスケットをしています。
中学校の友達と汗を流すとスッキリします。
A2 はい、タブレットで音楽を聴いています。
好きなアーティストの曲を聴くと落ち着きます。
Q スマートフォンを持っていますか? 一日にどれくらい何に使いますか?
A はい、1日1時間くらい、友達とLineをしています。
You tubeで音楽を聴くときもあります。
Q 最近のニュースで気になったものを教えてください。
A はい、高齢者の自動車事故のニュースです。
高齢者は自動ブレーキの付いた車に乗るべきだと思います。
以上が代表的な質問と回答です。
例を参考に、自分の答えを準備してください。
回答は覚えるけど、暗記しようとしない
自分の答えを用意したら、答えを覚えてください。
でも、一字一句完璧に暗記しようとしないこと。
暗記しようとすると、本番の試験で暗記したことを思い出そうとしてしまいます。
暗記したことを間違えずに言わなくちゃ!という気持ちになります。
そのせいで、視線が天井を向いてしまったりオロオロしてしまったりします。
忘れてしまってパニックになる子もいます。
ですから、全部の言葉を完璧に暗記しようとしないでください。
この質問→こんな内容で答える。
それだけを覚えておきましょう。
緊張して頭が真っ白になったら?
面接本番を迎えると、どうしても緊張すると思います。
たくさん練習してきたのに、頭が真っ白になるかもしれません。
準備した答えを忘れてしまうこともあります。
頭が真っ白になっても、聞かれた質問に自分なりに答えれば大丈夫です。
ドキドキして落ち着かなければ「少し時間をください。」と言えば大丈夫です。
答えるのが遅れても、それで減点になることはありません。
落ち着いたらゆっくり答えてください。
面接官はプロです。
受験生が緊張していることも知っています。
緊張しても大丈夫です。
それでは、面接試験頑張ってください!