高校入試模試を受けて試験に慣れよう!

校外模試

 

秋は来春の入試に向け、模擬試験受験者数が一気に増えます。

 

いろいろな模試があり、どれを受ければよいか迷うかもしれません。

 

また、どのように受ければ効果的か知っておきたいです。

 

高校受験模試の受け方、注意したい点、アドバイスをお伝えします。

 

 

1、最大規模の模試を受けよう

 

全県模試

 

高校受験模試を選ぶときの基準は県内で受験人数が最大の模試ということ。

 

では、どれくらいの子どもが受ける模試でしょうか?

 

受検者3000名以上になると、成績に信憑性が出てくると言われています。

 

逆に言えば、「○○塾模試」のようにブランドがあっても、人数が少なければ信頼性はイマイチだと思います。

 

「塾模試」は、塾の生徒集めの手段となっていることも多いです。

 

塾の模試を受けたら、今後の冬期講習のDMなど広告も来ると思ってください。

 

2、あれこれ受けるより一つの模試を継続

 

成績の推移

 

いろいろな模試がある場合、どれも受けておけばよいというものではありません。

 

複数の模試で合格判定が全然違っていたときに、どれを信じればいいかわからなくなるからです。

 

ある模試の合格判定がAで別の判定がCだったら、本人も親も不安になるだけです。

 

ですから、受験者人数が最大のものを継続して受けてください。

 

一つの模試を受け続ける方が成績の推移がわかり、判定の一貫性もあります。

 

模試は練習試合。有効に使おう

 

試験会場

 

高校入試本番に向けて、模試の有効活用方法を紹介します。

 

ここからはお子さんに向けたアドバイスですが、お父さん、お母さんもぜひ知っておいてください。

 

そして、お子さんへの声掛けに使ってください。

 

1、緊張が練習になる

 

模試を受けるのが初めてなら、必ず緊張することでしょう。

 

いつもの教室は隣に友達が座っているでしょうが、模試の会場では知らない子ばかりです。

 

試験官もいつもの先生とは違います。

 

ガチガチになってしまう子もいます。

 

でも、その緊張が練習になるのです。

 

部活の練習試合と同じなので、今のうちに緊張して本番ではリラックスできるように経験を積みましょう。

 

練習は本番のつもりで。本番は練習のつもりで。

 

中3のみなさんは、この言葉を覚えておいてください。

 

そして、保護者の方はお子さんが緊張していたら「緊張も練習よ。大丈夫よ。」と声をかけてあげてください。

 

テストで緊張してしまう中学生へアドバイスはこちらです。

 

緊張してもいいと教えてあげることも大切です。

 

2、時間配分がとても大切

 

時計

 

高校受験模試は、学校のいつものテストではありません。

 

問題量が多く、難易度も高いです。

 

今の自分の実力で解けそうにない問題は見切りをつけて解ける問題を確実に正解するのが鉄則。

 

「時間がなくて最後までいけなかった・・・」

 

これは避けたいですね。

 

試験問題は最後にいくほど難しいとは限りません。

 

最後の方に解けそうな問題があったのに、できなかった。

 

もったいないです。

 

最後の問題まで自分の実力を出し切ってベストをつくすことが大切です。

 

そのために時計を見ながら解くことが大切です。

 

時計を見ながら解いて、時間配分の感覚を経験してください。

 

会場には座席から見える場所に時計があるとは思いますが、念のため、お父さんやお母さんの腕時計も持つといいでしょう。

 

まれに、自分の背中側に時計がある場合があるからです。

 

また、携帯やスマートフォンを時計代わりに使うのはNGです。

 

試験官に疑われないようにスマホはずっとカバンの中にしまっておきましょう。

 

3、気持ちの切り替えも大切

 

女の子受験

 

高校受験模試は、1日で5教科の試験を受けます。

 

一つの教科でつまづいても、次の教科まで引っ張らないようにしたいです。

 

くり返しになりますが、模試は自分の実力を出し切ることが大切です。

 

1つの教科が難しく感じても、落ち込むのは一瞬だけにして、次の教科に切り替えましょう。

 

  • 難しく感じたのは自分だけじゃない。
  • 次の教科は落ち着いて受けよう。
  • できるだけのことをやればOK。

 

心の中で自分を励ましましょう。

 

模試では、気持ちを立て直す練習もできるといえます。

 

結果に一喜一憂しない。

 

模試を受けた10日〜2週間後に結果が出ます。

 

結果は紙で見る場合も、ネットで閲覧する場合もあり個人の各教科の得点や偏差値、合格判定が記されています。

 

偏差値という言葉を初めて聞く中学生もいるかもしれませんね。

 

偏差値とは?偏差値を上げる方法はこちらです。

 

合格判定は良い方から S・A・B・C・D の5段階くらいになっています。

 

BやCの子は「良くないな」と落ち込むかもしれませんが、まだまだこれからです。

 

受験が近くなってからドーンと伸びる子も少なくありません。

 

また、模試の問題は中学校のテストより難しいことが多いので、平均も低いです。

 

判定や点数に一喜一憂せずに、努力を続けましょう。

 

でも、B判定やC判定でメンタルがグラグラするかもしれませんね。

 

もし、合格判定がボーダーラインで受験校を迷ったらこちらを参考にしてください。

 

自己分析と解きなおし

 

模試は自分だけの先生です。

 

なぜなら、5教科の分野別得点がわかり、弱点を教えてくれるからです。

 

理科ならば「生物は正解が多いが電気分野ができていない」などできた分野と復習が必要な分野が示されます。

 

まずは解説を見ながら解けなかった問題の解きなおしをしましょう。

 

さらに、苦手分野を問題集を使って復習できるとベストです。

 

合格判定や点数だけを見て終わりにするのではなく、苦手克服の材料として模試をいかし切りましょう。

 

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