読書は子どもの人生を豊かにしてくれます
国語のテストの点数が悪い・・・
こんな言葉も知らないのか・・
我が子の国語力の低さや語彙力のなさに驚く。
そんな経験はありませんか?
「うちの子は本を読まないから・・」
原因をそう考えることもあるでしょう。
- 本を好きかどうか?
- 読書をしているか?
実は、読書は国語のテストの点数に直接関係ありません。
まれにですが、読書が好きでも国語の点数が取れない子はいます。
国語の勉強法はこちらに書きましたので、苦手な方は参考になさってください。
しかし、国語だけでなく全ての教科について読書は語彙力や想像力の面で大きな影響があります。
言葉をたくさん知っていることは物事の理解を助けます。
人の感情を想像できることは生きてゆくうえで大切です。
つまり、読書は人生を豊かにしてくれます。
前置きが長くなりましたが、どうすれば子どもが読書好きになるでしょうか?
いくつかの条件がありますので、順にみていきましょう。
家に本がある
こどもにとって本を身近な存在にしておきたいです。
子どもが気になったときに手に取れるよう家にいろいろな本があることが大切ですね。
子どもはいろんなことへの興味もありながら、親の前では素直な行動をとらないこともあります。
親がいない時間帯に、ふと手に取ることもおおいにあります。
家族がしらない間に読んでいることもあります。
本を手に取るきっかけをつくる環境を用意しておきましょう。
小さな本棚をリビングに置きたいですね。
なかなか読まなくても「これ読みなさい」と言わないで、ガマンしましょう。
親が本を読んでいる
家族が本を読んでいる姿は、子どもが本に興味を持つきっかけとなります。
その場は何も言わなくても「何を読んでいるんだろう?」と気になっているものです。
リビングに置いておけば、手に取る可能性が広がります。
ベストセラー小説でも、料理本でも文庫本でも雑誌でもよいと思います。
読むことは楽しい・おもしろいと親が示すことが大切です。
内容をお子さんい話すのもいいですね。
大型書店や図書館で過ごす
郊外の大型書店は楽しいですね。
カフェや軽食ができる店舗が多く、家族でリラックスして本と触れ合えるかと思います。
我が家が家族で大型書店に行くときは、子どもに「何でも好きなの1冊どうぞ」と言って放置します(笑)。
その間、大人は店内をブラブラしたり、コーヒーを飲んだりしています。
図書館もカフェ併設のものも増えてきましたね。
個別スペースで音楽を聴いたり映画を観たりできて長時間でも飽きません。
本がある空間を楽しむという気持ちで行きましょう。
漫画でもOKとしましょう
「好きな1冊をどうぞ」と書店に放置すると、うちの子はマンガをよく選んできます。
私はマンガでもOKと考えています。
マンガの良い点はいくつかあります。
- 漢字に「かな」がうってあるので読みを覚える
- ストーリーを追い、感情移入できる
- 活字だけの本に移行するきっかけになる
とくに日本のマンガは大人も楽しめる素晴らしいものが多いですね。
しかし、息子にはマンガ以外のものに目を向けさせる機会もつくっています。
映画→原作本
教え子の中学生と話をしていて映画を観てから原作本を読むという流れがあると知りました。
大型書店はレンタルDVDの店舗と合体している場合も多いですね。
インターネット経由の映画も観ることもできます。
本に興味がわかないのなら、DVDを観てから原作を読むのもアリだと思います。
中学生なら、洋画・邦画・アニメと何でも構わないと思います。
洋画なら『ハリーポッター』の原作などもありますね。
ドラマ化される小説も多いので、テレビ→小説本の流れもOKです。
まずは、好きな映画やドラマが活字になっていないかチェックしてみましょう。
読書感想文もラクラク?
DVD→原作本の流れを利用すれば、夏休みの読書感想文も書きやすいと思います。
ストーリーを映像で見ているので、場面もイメージとして残っていることでしょう。
毎年、読書感想文で苦労しているようならDVD→原作本の流れはいかがでしょうか。
中学生の読書感想文の書き方はこちらに書きましたので、参考にしてください。
※現在、多くの中学校がどんな本でも可としていますが、指定された課題図書のみの場合はご了承ください。
自分が読んだ本を子どもに勧めるのは?
保護者の方は、青春時代に感動した本などお気に入りの書籍があると思います。
自分が昔に読んだ本をお子さんに勧めるのも良いかと思います。
ただ、強引に「読みなさい!」と言ってしまうと逆効果です。
「これ面白かったよ」と言って、プレゼントするのがいいでしょう。
保護者様とお子さんは、好き嫌いや感性が異なるのが普通です。
読むかどうかは本人に任せましょう。
プレゼントした当初は読まなくても、時間が経ってから手に取ることもあるからです。
私は子どもに1度に2冊〜3冊プレゼントしますが、1冊でも読んでくれればいいと思っています。
以上、こどもを本好きにする方法を紹介しました。
参考になりましたら幸いです。