中学生の子どもが勉強しない理由と解決法
「うちの子、スマホやテレビ、マンガばっかりで家で勉強しない・・」
多くのお父さん、お母さんがこのような悩みを持っています。
なぜ、お子さんは勉強しないのでしょうか?
ここでは中学生が勉強しない理由と対処法を紹介します。
勉強しない理由1・勉強がわからないから
こどもが勉強しない理由はいくつかありますが、その一つは勉強がわからなくなっているからです。
おそらく、お子さんは小学生のときから勉強が不得意だったのではないでしょうか?
あるいは、お父さんやお母さんが気付かないうちに「つまずき」、つまずきを放置したために、どんどんわからなくなっているのです。
小学生の算数と中学の数学は連続していますので、小学生の内容がわからないと、中学の内容はさっぱり理解できません。
数学の勉強法はこちらにありますので、苦手な人は参考にしてください。
一度つまづくと悪循環にはまってしまいます。
学校の授業がわからない → テストの点が悪い → 叱られる・ばかにされる → やる気が起きない → 勉強しない → さらにわからない
上のような悪循環にはまってしまって、自力では抜け出せなくなっている子は少なくありません。
とりえずテストで良い点数が取れれば悪循環から抜け出すことも可能です。
テスト勉強のやり方はこちらに書きましたので、参考にしてください。
子どもは勉強がわかるようになりたいと願っています。
本当はなんとかしたいと思っていても、どうしていいか分からない。
中学校では、テストの成績が話題になるのは当たり前のこと。
成績が悪いと友達からからかわれたりして、自信もないでしょう。
かといって複雑な年頃で反抗期でもあるので、素直に親に「勉強わからないから助けてほしい」とも言えない。
それで、テレビやスマホ、マンガなどの暇つぶしに走るのです。
あるいは、いわゆる非行に向かう子もいます。
繰り返します。
全てのこどもは「勉強がわかるようになりたい」と願っています。
親ができるサポートはこちらに書きましたので、応援してあげてください。
とくに中1の子は親が先導してあげましょう。
勉強しない理由2 成功体験がないから
こどもが勉強しない原因の2つめは、成功体験が少ないからです。
成功体験はスポーツやほかのことではなく、勉強の成功体験が必要です。
でも、そんなに難しいことでなくても大丈夫です。
例えば、10問の単語テストで満点取る。
問題集ワークの基本問題1ページを全部正解する。
小テストや確認テストなど、範囲が狭く、問題数もほどほどがよいでしょう。
基本の確認程度の問題で、少し頑張れば100点を取れそうな課題がベストです。
小テストの100点は子どもの大きな自信になります。
では、家で勉強しない子にどう対応すればよいでしょうか。
どうすれば少しでも自分で勉強するようになるでしょうか。
家で勉強しない子は家庭学習のやり方を参考にしてください。
やはり褒めて伸ばすことが大切
ここで大事なのが親の態度です。
お子さんが努力をして小さな成功をおさめたら、すぐに褒めてください。
そして「あなたは勉強ができる」と言い聞かせてください。
するとお子さんは好循環に入っていけます。
成功体験 → 褒められる・認められる → やる気が出る→ もっと努力する → 成績が上がる → 自信が付く
決してこのような態度をとらないようにしてください。
- 「こんなのできて当たり前」と言う。
- 「もっと頑張りなさい」と求める。
- できなかったときに「バカ」と言う。
- 課題のハードルをどんどん上げる。
- 兄弟・姉妹と比べる。
どうしても親は自分の子に厳しすぎたり甘すぎたりしますが、勉強に関しては小さな成功を「褒める・認める」が基本です。
まずは小さな努力や結果を認めてあげましょう。