中学生の理科でおすすめの問題集と参考書
理科は数英に比べて授業数が少なく、積み重ねでもありません。
生物・地学・化学・物理の知識が分かれていて、つながっていません。
では、理科の参考書や市販の問題集は必要でしょうか?
令和の理科の教科書は学習内容が増え、化学や物理のやや難しい計算問題も復活しました。
理科の参考書は必ず持ったほうが良いでしょう。
とくに予習をする必要はありませんが、
1、中学校の授業がわからないときに読んでみる。
2、テスト前に集中して復習するのにもう一度読む。
この2つの目的で使うとよいでしょう。
なぜなら、理科は子どもにとって難しい科目になったからです。
それでは、テスト勉強に役立つ理科の参考書と問題集を紹介します。
テスト勉強や受験にも活躍! 「くわしい中学理科」がベスト
中学校の先生の授業がわかりにくいときや定期テストの勉強に使いたいときにおすすめなのが文英堂「くわしい理科」です。
※表紙が変わっているかもしれません。
紙面はこのようになっています。
「くわしい中学理科」をおススメする理由が2つあります。
ビジュアルが豊富でテストに出る要点がわかる
お子さんのテストを見てもらうとわかりやすいのですが、中学校のテストは実験や観察やグラフなどの図や絵がとても多いです。
つまり、理科の勉強はビジュアルをしっかり頭に入れることが大事です。
「くわしい理科」には、図や表やグラフが過不足なく描かれています。
そして、その図や表の説明が詳しく書かれています。
実験・観察をおさえて記述式にも対応
最近のテストは「記述式」がとても多く出題されます。
一問一答ではなく、自分の言葉で説明する問題で表現力が必要なので、苦手な子が多いです。
その記述問題が、実験・観察から多く出されるからです。
- この実験の目的
- 実験開始前の注意すること
- 実験中に気を付けること
- 実験後の手順
- この観察からわかること
これらをおさえれば、「記述式」も対応できるようになります。
さらに深い知識や詳細を知りたい中学生には受験研究社の「自由自在」をおススメします。
高校レベルの知識も載っているので、偏差値60以上のトップ高校や大学付属高校を目指すお子さん向けです。
理科の市販問題集なら「教科書ワーク」がベスト
中学校で学校ワークが配布されていない場合は、文理の「教科書ワーク」がテスト勉強に最適でしょう。
※表紙が異なるかもしれません。
塾で中学生を指導している私から見ても「よくできてるな。勉強しやすいな」と思える教材です。
私が「教科書ワーク」をすすめる理由は3つあります。
問題数が適量だから
書店には問題集がいろいろあるのですが、中には紙面がごちゃごちゃし過ぎているものもあります。
字が小さすぎて読みにくいものも多いです。
その点「教科書ワーク」は空白もとってあり、紙面がすっきりと見やすく、問題量がちょうどよいです。
また、問題量が多すぎると、やる気もなくしてしまいますね。
テストに出るビジュアルもたっぷり収録
テストに出やすいのは、実験と観察、図や表やグラフです。
それらが過不足なく出ていて、テスト範囲をしっかり学べます。
多くはありませんが、記述式問題もあります。
段階的に基礎から応用まで学べる
「教科書ワーク」は基本からテスト形式の問題まで、順に学べます。
- 「確認ワーク」
- 「定着ワーク」
- 「実力判定テスト」
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全ての単元が3段階に分かれていて、
基礎から順番に理解していくことができます。
高校受験用の理科問題集はこちらで紹介していますが、理科が苦手な人は「教科書ワーク」から始めるのがいいでしょう。
良い問題集も使い方が大切
中学生の勉強するようすを見ていると、問題集に答えを書いて丸付けをして終わりにする子がいます。
「勉強は何度も繰り返して覚えていくものだ」という常識を知らずに、成績が悪い子が多いです。
せっかく良い問題集を購入したら、「繰り返す・解説を読む・わからないのは分かる人に聞く」など、勉強のやり方も大切にしてほしいです。
良い問題集と正しい勉強法で成績を上げてください。