中学生の実力テスト勉強法は?
中学生の実力テストの勉強のやり方を紹介します。
何を勉強していいかわからない中学生が多いです。
でも何もしないのはNGなのでできる対策をしましょう。
実力テストの範囲は?
実力テストは地域によって、「復習テスト」「総合テスト」「統一テスト」などと呼ばれます。
範囲は地域によって異なりますが習ったところまで全部になるのが一般的です。
習ったところなので、前学年の分野も含まれます。
3年生になると、1年・2年のすべての内容が出題されます。
だんだん高校入試と同じになっていくのですね。
つまり、実力テスト=高校入試の練習と考えてください。
実力テストだから平均点も自分の点数も下がる
実力テストは、基礎力だけでなく応用力を試すテストですから、点数が下がります。
難しい問題も出題されるため、平均点もかなり下がります。
中間期末の平均は300点くらいですが、実力は250点から260点程度でしょう。
だから、中間期末の自分の点数よりいつもより30点〜50点下がると考えてください。
ただし、学年の平均点も下がるので、平均以上に自分が下がらないようにしましょう。
実力テストに向け何を勉強すればいいか?
実力テストは範囲がとても広いので、何をしてよいか考えてしまうかもしれません。
「実力を試すテストだから何もしない」と開き直ったり、「何をしていいかわからないから何もしない」とあきらめる中学生もいます。
でも、これは高校入試の練習ということを思い出してください。
高校入試用の勉強法はこちらで紹介していますので、中3生は参考にしてください
もしあなたも何をしていいか分からなければ、自分だけのテーマを決めて復習することをおススメします。
範囲のすべてを完璧にするのは無理なので、復習する分野を決めて対策するのです。
では、その手順を紹介するので参考にしてくださいね。
過去問があれば、やってみる
中学校によっては、実力テストの過去問を配ってくれます。
過去問は次の実力テストの難易度がわかり、自分の学力をつかむのに役立ちます。
学校で配られたら、ラッキーと思ってやってみましょう。
採点をして、苦手分野を知ろう
過去問は、できれば時間をはかって解いてみましょう。
丸つけをしたら、ここからが本番です。
できている分野、苦手な分野があると思います。
- 一次関数の速さの問題ができなかった
- 古文がさっぱり解けなかった。
- 電流と電力の計算があやふやでわからない。
- アメリカの農業と工業があまり覚えていない
科目ごとに、自分の克服すべき分野があると思います。
それらをチェックして、紙に書き出していきましょう。
ワークや問題集で復習しよう
紙に書き出したリストをもとに、ワークのどのページを復習するか決めます。
テストまであまり時間がないようなら優先順位も決めましょう。
電流がやばいから、計算の復習する!
こんな感じで大丈夫です。
優先すべき分野をしぼって、一つずつ克服していきましょう。
一度に欲張らないのがコツです。
中間期末テストと実力テストどちらを優先?
定期テストと実力テストの時期が重なったとき、どちらのテストをたくさん勉強すべきでしょうか?
結論から言うと、定期テス((中間期末)を優先させます。
定期テストは教科書内容の確認ですから、基礎基本の理解をしっかりすべきだからです。
定期テストの勉強は2週間〜3週間くらいは必要です。
定期テストの勉強は2週間前からと決め、他の期間は実力テスト勉強をするようにしてください。
中学3年生は実力テストや高校入試に向けての学習が中心ですが、中間・期末もしっかり点数を取っておきたいですね。
なぜなら、3年生で学ぶ内容も入試には出題されるからです。
1・2年の復習の中で、分からない部分が多い人は、3年の内容は習ったその場で理解することを優先させます。
3年生では、わからない部分を積み上げないようにしましょう。
高校入試まで障害物マラソン?
実力テストや校外模試が返ってきたら、結果に喜んだり落ち込んだりすると思います。
高校入試が終わるまでは、その繰り返しです。
そんなときは、結果を前向きにとらえて「障害物をクリアすれば成長できる」と考えましょう。
勉強がつらいときもあるかもしれませんが、そのつらさを乗り越えれば、志望校合格に一歩近づきます。
1年生や2年生も、高校入試の練習と思って、学力を上げるチャンスととらえてください。
そのときの努力が、受験になって花開きますよ。