中1ギャップって何?解決するには?

中1ギャップの悩み

 

小学生のうちは元気な子だったのに、中学校に入ってしばらくすると、様子がおかしい。

 

GW明けの5月や、最初のテストが終わった6月、お子さんは中1ギャップで悩んでいるのかもしれません。

 

中1ギャップの定義ははっきりしていませんが、小学生から中学生になってしばらくすると、友人関係、勉強面、部活動において中学校の活動についていくのが難しくなることです。

 

ここでは中1ギャップの原因と解消法を紹介します。

 

 

1、新しい友達ができない

 

同じ小学校の出身の子ばかりなら、仲の良い友達ばかりでしょう。

 

しかし、中学校はいくつかの小学校から生徒が集まるので、中学1年のクラスが知らない子ばかりということも珍しくありません。

 

とくに女の子はグループを作るので、自分がその中に入るのが難しいときもあります。

 

シャイな子や新しく友達を作るのが苦手な子もいます。

 

つまり、クラスで自分の居場所がなくなるのです。

 

授業中も休み時間も給食の時間も一人では、だんだん寂しくなってしまいますよね。

 

友達ができないときの対策

 

部活動

 

新しい友人が上手につくれないときはどうしたらいいでしょうか?

 

こんなときは、なんとか勇気を出してだれかに話しかけてみましょう。

 

勇気が出ない時やトライしてみて上手くいかないときは、部活動で新しい仲間を作るのがよいでしょう。

 

スポーツや音楽はやっていて楽しいのはもちろん、苦楽をともにするので、友達ができやすいです。

 

運動が苦手な子は、もちろん文化部でも大丈夫です。

 

2、勉強面のつまづき

 

勉強がわからない

 

勉強がついていけなくなることも、中1ギャップの原因です。

 

最初の1学期は内容も易しいので、つまずきにくいですが、小学校に比べて授業時間が長くなり、先生が科目ごとに変わります。

 

中学1年生中間テストの勉強法はこちら

 

6月くらいから授業のスピードが上がり始めます。

 

そして夏休み明けの2学期から個人差がつき始めます。

 

数学は文章題、理科は物理分野、英語の文法も複雑になるからです。

 

中学生に宿題以外の予習は必要ないと思いますが、数学や英語は毎日の復習を習慣にしたいです。

 

また、早期に勉強のやり方を確立しておきたいです。

 

家庭学習のアドバイスはこちら

 

親は焦って「塾へ行かそう!」と考えずに、親子で話し合いをもつことが大切です。

 

私は塾講師ですが、親が無理に連れてきても伸びません。

 

3、部活動で疲れる

 

サッカー部

 

4月の終わりくらいから、部活動が始まりますね。

 

中学校の部活動は1日2時間くらいで、運動部はハードな練習も多いです。

 

土日も練習試合ということもあります。

 

部活動が中1ギャップの原因となるには2つのことがあります。

 

体力がもたない

 

寝てしまう

 

小学校でのクラブは週1回の遊び程度の活動ですが、中学校の運動部や吹奏楽部は毎日夕方まであります。

 

体力的についていけず、帰宅したら他の事ができない子もいます。

 

学校の宿題をしたり、自分の趣味の時間が持てない子も少なくありません。

 

夏休みぐらいまで様子を見て、健康でいられないと判断したら文化系の部活動にかわってもよいと思います。

 

ただ、最近は学校の先生のブラック化が問題になっています。

 

最近は部活動の休息日をもうけることや、学校外から顧問をつける部も出てきています。

 

今後、この動きが進むと思われます。

 

部活動と勉強の両立法はこちらで紹介しています。

 

ブラック部活でない限り、できる範囲で両立を目指しましょう。

 

先輩との人間関係がつらい

 

先輩が怖い

 

中1生は生まれて初めて「上下関係」を部活で経験します。

 

先輩に教えてもらうのは良いのですが、同じ年代に命令されたり指示されたりする経験をします。

 

優しい先輩がほとんどだと思いますが、必要ない場面で挨拶を強要する「面倒な」先輩もいます。

 

中学校は小さな社会です。

 

先輩との人間関係で悩むのは社会勉強と言えますが、ときには先輩の指導が理不尽なときもあります。

 

同級生や親、顧問の先生に相談するなど、安心できる場所や逃げ道を作っておくことが大切です。

 

お父さん、お母さんは「部活動慣れた?」「大丈夫?」などとお子さんの話に耳を傾けてあげましょう。

 

親は密にコミュニケーションをとりましょう

 

話し合い

 

お子さんが新しい環境に飛び込めば、親とすれば心配になるのは当然です。

 

ただ、不安だからといって過保護になりすぎると、今度はお子さんの成長の機会を奪いことにもなりかねません。

 

大人になってゆく上で、学校で「もまれる」経験も必要です。

 

しかし、親が厳し過ぎるものいけません。

 

  • 中学生なんだから、しっかりしなさい!
  • 勉強も部活動も一生懸命やりなさい!
  • 先生や先輩の言うことを聞きなさい!

 

このような命令ばかりだと、お子さんも息が詰まるでしょう。

 

自我も芽生えているので、反抗する子も多いです。

 

中学生の反抗期の対応はこちらなので、反抗が始まったご家庭は参考にしてください。

 

お子さんとコミュニケーションを取って中学校や部活動の様子を聞いてあげてください。

 

そして、お子さんが楽しく中学生活を送れるよう見守ってください。

 

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