テストの成績と内申点を上げる授業の受け方は?
「学校の授業、つまらない!」と思っていませんか?
でも、テストで良い点を取ったり内申点を上げるには、授業の受け方も大切です。
中学生の正しい授業の受け方を紹介します。
明日の授業から1つでも実践してくださいね。
できる子は授業中に覚えている
普段は全然勉強しているように見えないのに、テストの点数が良い子っていますよね?
「テスト勉強してない、ヤバイー」と言いながら90点とか・・
イヤミっぽい性格なのか天才かのどちらかですね。
実は、この子が成績の良いのには秘密があります。
この子は授業に超集中して授業中に内容を理解して覚えているのです。
授業中に理解して覚えてしまうので、テスト前にイチから理解する必要がないのです。テスト勉強に余裕があり、短い時間であわてて詰め込むこともありません。
授業がわかって、テスト前には問題がスラスラ解ければ理想的です。
でも、先生の話を聞いて全部理解できてその場で覚えるなんて普通はできません!
そこで学校の授業を理解するコツを紹介します。
【重要】授業の準備をしよう
「授業がつまらない・・」このように思っている中学生は多いと思います。
授業がつまらないのは、先生の言っていることがわからないからです。
学校の授業は初めて聞くことがほとんどですし、初めて聞くことを理解するのには誰でも時間がかかるものです。
授業で習う内容に興味がわかないこともあるかもしれません。関心がない分野の授業はつまらないし、先生との相性もあるかもしれません。
では、つまらない授業を理解したり、興味を持ったり、おもしろいと感じるにはどうしたらいいでしょうか?
少し予習をしておく
学校の授業内容は初めての内容なので少し予習して内容を知っておきましょう。
どんな授業かわかった状態で授業を受けると、理解度がまったく違ってくるからです。
だからといって、予習で全部理解しておく必要ありません。
「ふ〜ん、こんなこと習うのか」という程度で大丈夫です。
「よくわからないけど、まあ授業でもう一回聞こう」でもOKです。
教科書ガイドを使おう
中学生が授業の予習をするには「教科書ガイド」が最適です。
「教科書ガイド」は、学校の教科書にピッタリの参考書です。
- 数学は「問い」や「練習問題」の解き方と正解が書いてある
- 英語は新出単語や本文の和訳がのっている
- 理科社会はよりくわしい説明が書いてある
- 国語は新出語句の意味や本文の要点が書いてある
教科書内容の参考書なので、授業の予習にぴったりです。
書店に売っているので買ってもらうといいです。
書店で実物を見比べながら選ぶといいですね。
少し予習しておくメリット
私の塾も学校内容を少し予習しておく個別指導です。
予習なので簡単な問題中心にやりますが、予習するメリットはたくさんあります。
- 学校の授業がわかる
- わかるので、手を上げられる
- 授業に集中できる
授業がわかれば、好きではない先生の話も聞けますね。
5教科の予習は何をすればいい?
では、予習は具体的に何をすればいいでしょうか?
毎日の部活動やクラブ活動があるでしょうから、内容が多すぎたり難しすぎると、できませんよね?
ですから、確実にできることを続けましょう。
- 数学:教科書ガイドを読んで「問い」の解き方を見ておく(10分)。
- 英語:教科書ガイドで新出単語と新しい英文法・本文和訳を読んでおく(10分)。
- 理科社会:教科書を読んでおく。用語集を読んでおく(10分)。
- 国語:教科書ガイドの新出語句と要点(あらすじ)を読んでおく(10分)。
わからないときは「?」をしておく
発音がわからない単語は「?」しておく
理科社会は用語集が便利
あらすじを知ってから読むと理解倍増
5教科は毎日あるわけではないので、1日合計30分くらいでしょうか。
宿題と合わせても合計1時間です。
ほんの少しでも先取り予習しておくと、授業がおもしろくなりますよ。
内申点を上げる授業の受け方
ではここで、内申点が上がる授業の受け方をお伝えします。
せっかく予習をしたので、授業で活かして内申点も上げたいですね。
内申点は中学校の通知表のことだと考えていいでしょう。
私語をしない
先生の授業中に私語(おしゃべり)は厳禁ですね。
他の子の迷惑になりますし、授業がわからなくなるからです。
また、何と言っても先生に嫌がられます。
内申書の観点の一つである「教科への興味関心」が低いとみなされるでしょう。
あの子は授業内容に興味がないとみなされて、通知表が低くなります。
全集中して聞く
授業が始まったら最初の1分で前回の復習をしましょう。
復習と言っても、ノートを見直すだけで十分です。
新しい単元でない限り、学習内容は連続しているからです。
先生の話が始まったら、自分なりに考えながら板書を写しましょう。
なんとなく聞いて、ただ黒板を写すのではなく、考えながら書きましょう。
- 「なぜ、この問題はこの答になるのか?」
- 「なぜ、主人公はこのような行動をとったのか?」
- 「なぜ、この実験結果がこうなるのか?」
- 「この英文はどんな日本語になるか?」
- 「なぜ、この土地では果樹栽培がさかんなのか?」
わからないことは「?」しておき、質問するなどしましょう。
少し予習はしてあると思いますから先生の話を聞くだけの「受け身」にならないようにしましょう。
ノートは美しくなくていい
学校の授業のノートを「キレイに美しく」書くのはすばらしいことです。
以前に「東大生のノート」という本がベストセラーになりました。
でも、ノートを美しく書いたら成績が上がるのではありません。
東大に入る子は、ノートを書くことで理解し覚えているのです。
大切なので繰り返しますが、ノートを書くことが目的にならないように気をつけましょう。
また、先生が口で言ったこともメモるようにしましょう。
先生がわざわざ話したことはテストに出やすいからです。