高校入試当日のアドバイス。親ができることは?
2月中旬から3月初旬にかけてが、高校入試が行われるピークですね。
1週間前から当日の過ごし方について、親が気をつけるべき事や声かけのアドバイスです。
とにかく健康第一で!
直前に最も気をつけるべきは、インフルエンザなどの病気です。
早寝早起きを徹底し、栄養と睡眠をたっぷりとらせてあげてください。
勉強を頑張っているといっても、就寝は12時を過ぎることのないようにしてください。
本人は病気に気をつけていても、クラスメイトから風邪をもらってくることもあります。
毎日、清潔なマスクをかけて過ごすようにしたいです。
暖房の部屋は空気が乾燥し、細菌も増えやすいそうです。
加湿を心がけるといいですね。
家族はいつもと同じように生活
入試本番が近付くと、家族が急によそよそしくなったり、気を使っていろいろと配慮をすることと思います。
受験生当人はその空気を敏感に感じ取って、逆に平静でいられなくなる場合があります。
家族のみなさん、とくにお母さんはいつも通り生活してください。
家族の緊張は子どもに伝染します。
とくにお母さんが一番近くにいる存在ですから、できるだけお母さんは笑顔を心がけてください。
お母さんの笑顔は、子どもを落ち着かせるからです。
前向きな声かけをしてあげてください。
高校入試1週間前で一番緊張しているのは、お子さんです。
頭の中は不安でいっぱいです。
- 落ちたらどうしよう
- 落ちたら恥ずかしい
- 落ちたら親に申し訳ない
- いつも通りできるだろうか
- 全然できなかったらどうしよう
悪い想像ばかりしているものです。
そんなときに家族のみなさんは前向きでリラックスできる言葉をかけましょう。
本人の緊張をときほぐして、実力を出し切らせるためです。
- 頑張ってきたから大丈夫だよ
- 結果よりベストを尽くせばそれでいい
- 落ちても大事な子どもだよ
子どもが安心して受験できるような温かい言葉をかけてくださいね。
高校入試当日に気をつけたいこと
高校入試の当日は親子ともにドキドキしますね。
当日の3つのアドバイスを紹介します。
本人が緊張しているときは?
緊張は悪いことばかりではありません。
緊張する=気合が入ってきた、と考えましょう。
緊迫した試験会場では、どうしても視野が狭くなり、「自分だけ緊張しているんじゃないか?」と感じます。
でも、そこにいる全員が間違いなく緊張しています。
緊張してもお前だけじゃないから大丈夫だよ!と教えてあげてください。
それでも試験で緊張してしまう子はこちらを参考にしてくださいね。
できなかった科目があっても
当日のお子さんは試験の途中でできなかった!やばい!と焦ってしまうかもしれません。
高校入試の問題はその年によって難易度が変わります。
昨年は易しかったのに、難化することはよくあります。
もしある科目が「できなかった」と感じても、次の科目まで引きずらないようにしたいです。
高校入試は同じ学力レベルの子が集まっています。
「お前ができなかったら、他の子もできていない。切り替えて集中しよう!」と、お子さんにアドバイスをしてあげてください。
正解を見ない。見せない。
入試を2日間に分けて行う都道府県があります。
1日目に国・理・英、2日目が社会・数学。
あるいは、1日目に5科目、2日目は面接と作文。
2日間に分かれる場合、2日目の朝刊やネット上に1日目の試験問題と正解が掲載されることが多いです。
2日目の試験が終わるまで、お子さんも家族も正解を見ない方がいいです。
正解が多ければ興奮しますし、不正解が多ければ落胆するからです。
どちらにしろ心が揺れ動いてしまいますね。
保護者の方も正解や点数は気になるでしょうが、「ほら、答え合わせしてみろ!」などと言わないでください。
お子さんが正解を見そうになったら、「全部終わってからにしよう」と教えてあげてください。
お子さんがこれまでに努力してきたことを当日に出し切るようにさせる
これが親や家族の役割です。
最後の最後までお子さんを信じて、前向きな励ましの言葉をかけてあげたいですね。
志望校合格を願っています!