高校受験英語の勉強法は?長文・英作・リスニング勉強法
高校に進学しても英語は必修なので、苦手な人も受験がチャンスと考えて勉強しましょう。
分野別の勉強法とおススメ問題集を紹介します。
高校受験英語長文問題の勉強法
英語の高校入試対策で欠かせないのが長文読解ですね。
そして、苦手な中学生が多いのも長文です。
ここでは長文をはやく正確に読んでいく方法を紹介します。
スラッシュリーディング
スラッシュリーディングは、英文をスラッシュ(/)で区切りながら読んでいく方法です。
例えば、次の英文をみてください。
Tea is very popular/ among many people / around the world.
お茶はとても人気がある / 多くの人々の間で / 世界中の
こんな感じでスラッシュを入れながら訳していきます。
英文の最初からスラッシュまでを訳して、戻らないようにします。
戻らないことで、英文を読むスピードがアップするからです。
区切る場所は「意味のまとまり」なのですが、わからなければ自分の感覚でやってみてください。
練習していくと「意味のまとまり」がわかってくるようになります。
英語長文のおススメ問題集
長文練習におススメなのが「旺文社 とってもすっきり英語長文」です。
この問題集の良い点が3つあります。
- 苦手な子も基礎から始められる。
- 同じ題材をレベル別に3回読める。
- 公立入試レベルまで練習できる。
基礎レベルのSTEP1から入試レベルのSTEP3まであります。
英語が得意な子もSTEP1から確認するといいでしょう。
この問題集をクリアできたら、あとは量をこなすだけです。
一日一題のペースで公立入試問題を解いていきましょう。
毎日、英語長文を読もう!
英語や国語の長文は、しばらく読んでいないと
読む感覚を忘れてしまいます。
いつも読んでいないと、読むスピードが遅くなってしまうのです。
久しぶりに長文を見たら、「うわー」と圧倒されますよね?
ですから、できるだけ毎日読むことをおススメします。
といっても、新しい英文を毎日読む必要はありません。
新しい英文より、復習を中心にしていきましょう。
高校入試の過去問を例にとって説明します。
- 今日、去年の対話文を読んだ。
- 明日は去年の対話文ももう一度読む。
- 次の日は、去年の長文を読む。
- 翌日は、その長文をもう一度。
こんな感じで、前日の復習だけでも大丈夫です。
前日によくわからなかった英文が、今日はすっきりわかる!という感動もあると思います。
長文を読むことで、忘れそうな英単語の意味も思い出していきましょう。
長文読解しながら単語量を増やす
長文練習をしていて、わからない単語が多いと困ってしまいますね。
単語はたくさん知っているほどいいです。
そこで、長文練習をしながら知っている単語を増やしましょう。
例えば先ほどの例文で説明します。
Tea is very popular/ among many people / around the world.
英文を読んで分からなかった単語に印(黄色)をつけておきます。
※実際はアンダーラインなどでいいでしょう。
あとで解答の「全訳」か辞書で分からなかった単語の意味を確認しましょう。
確認したら、長文をもう一度読みながら意味を覚えていきます。
単語帳をつくって単語を一つ一つ覚えるより、英文の中で覚えるほうが暗記しやすいです。
高校受験の英語リスニング勉強法
リスニングはどうやって勉強すればいいでしょうか?
高校入試では20点〜30点の配点があるので、しっかり対策したいですね。
高校受験リスニングの勉強法を紹介します。
基本は英語を音読できること
英語が「聴きとれる」というのは、「英語が読める」ことが前提です。
読めないものは聴きとることができませんよね?
ですから、日頃から英語の教科書をよく音読しましょう。
自分だけに聞こえるくらいの大きさの声でいいので、声に出すと効果的です。
リスニングおススメ問題集
高校受験のリスニング練習に最適なのは、英検3級のリスニングです。
速さも問題の質もちょうどよいからです。
英検3級の過去問を購入すれば、回数分のリスニング練習ができます。
スマホでも聴けるので、利用してもいいでしょう。
リスニングが苦手な中学生にもできるおススメの方法は以下の通りです。
- 1回目:放送される原稿英文を読み、英文を見ながら聴く。
- 2回目:英文を見ないで聴く。
- 3回目:しばらく期間をあけて、英文を見ないで聴く。
慣れてきたら、高校入試の過去問も聴いてみましょう。
過去問も活用してリスニング練習
リスニングが苦手な人は、過去問3年分を繰り返しましょう。
リスニングは都道府県によって傾向が異なります。
絵や地図を使う出題が多い県もあれば、自分で英文を書かせる問題が出る県もあります。
過去問をやり、傾向に合った練習をするようにしてください。
対話文のリスニングが多いなら、英検3級のリスニングも良い練習になります。
英検3級の勉強法はこちらで紹介しています。
QRコードで、スマホで聴ける問題集もありますね。
高校受験の英作文勉強法
英作文の練習はしていますか?
英作文も高校入試では必ず出題されますよね?
英作文のパターンは2つあります。
一つは対話の英文を書かせるタイプです。
例:店員さんの「いらっしゃいませ」を英語で何と言いますか?
例:相手に、ピザをもう一切れ勧めたいときは何と言えばいいですか?
これらは英語の教科書に出ている英文とほぼ同じです。
ですから、教科書のきまったセリフの暗記をするといいでしょう。
学校のワークの巻末にまとめて書いてあることもあります。
例の答え: May I help you ?
例の答え: Would you like another piece of pizza ?
決まった言い方なので、ほぼ丸暗記するつもりで練習しましょう。
もう一つは、テーマ英作文です。
テーマ英作文は、与えられたテーマの内容を英文で書く問題です。
例:外国人に紹介したい日本の伝統文化について、30字程度で書きなさい。
テーマについて英文を3つ〜5つで表現します。
これらの問題は過去問を解いて、学校や塾の先生に添削してもらうのがベストです。
過去問以外にも、学校や市販の問題集でも大丈夫です。
英検3級もライティングの問題があるので、それを使ってもいいでしょう。
英作文は先生に添削してもらう
必ず過去問3年分はやって、学校や塾の先生に添削してもらってください。
自分で採点しても、間違えに気が付きにくいからです。
添削してもらったら、もう一度書きなおして復習します。
問題集なら【解答例】が出ているので、それも練習して参考にしましょう。
塾に通っているなら、プリントを出してもらうのもいいでしょう。
たくさん練習して使える英文を暗記してしまうことが大切です。
英単語・英文法は英検3級テキスト
当てはまる単語を選ぶ問題には英検3級の問題集がおススメです。
英検の問題集でも英検過去問でもかまいません。
良い問題がそろっていて、解説も詳しいからです。
旺文社のものが定番ですが、書店で気に入ったものがあれば、それでOKです。
英文法の知識の復習にもおススメです。
以上、高校受験の英語勉強法でした。
合格を目指してがんばってください!