高校受験の国語勉強のコツは?問題集も紹介
国語の高校入試対策はしていますか?
何をどう勉強していいか分からない受験生が多いと思います。
国語の高校受験勉強のやり方とおススメ問題集を紹介します。
説明文・小説の読解方法を知ろう!
説明文や小説の読み取り問題をするとき、なんとなく答えを書いていませんか?
読み取りにもコツがあるので紹介します。
コツは本文中に答えの根拠を探すということです。
例題をあげてみます。
ケンジは青い海・青い空が広がっている写真を見ていた。
真っ黒に日焼けした自分とショウタが肩を組み笑っている。
ケンジは口を真一文字に結んでいた。
「父さん、やっぱり俺・・」
とうとう我慢していた言葉が口をついた。
「すまんケンジ。東京への引っ越しはもう決まったことなんだ。」
問題:「父さん、やっぱり俺・・」と言ったときのケンジの気持ちを考えて答えなさい。
- 真一文字(まいちもんじ)=沈黙
- いっしょに笑っている友達
- 東京への引っ越し
正解例:本当は引っ越したくないという気持ち
小説の場合は、場面の状況、登場人物の表情、セリフが答えの根拠になります。
説明文や随筆も、本文中に答えを探して読解するようにしてください。
具体的には、「ここが根拠かな」と思った部分に線を引くなどするといいですね。
高校受験におススメ国語問題集
私のおススメは『くもんの中学国語の総復習』です。
基本→発展→完成の流れで中学国語のまとめができます。
もちろん、説明文・小説・随筆・古文漢文のすべての分野の練習ができます。
上の問題集が難しいと感じる中学生には『学研 ひとつひとつわかりやすく』がいいでしょう。
文字が大きく、薄いので短時間で一冊やり切れると思います。
国語が苦手な受験生は、最初のスタートとして最適です。
1、日本語の長文に毎日触れる
国語の長文は、長いあいだ読んでいないと、読む感覚やスピードもにぶってしまいます。
久しぶりに読むと、「うわ!」と圧倒されることでしょう。
ですから、少しずつでも毎日触れることが大切です。
かといって、毎日新しい長文を読む必要はありません。
例えば、
- 月曜日に国語の説明文をじっくり読み、解答解説で正解確認。
- 火曜日は同じ文を、答えを確認しながらもう一度読む。
- 水曜はあたらしく小説読解を読む。
- 木曜にじっくり解説を読む。
- 金曜はその小説を読み直し。
- 土曜日は月曜に読んだ説明文をもう一度
このようにしてスケジュールを決めて学習するとよいでしょう。
前回の読み直しだけでもいいので、毎日続けることが大事です。
高校入試の古文・漢文の勉強法
古文を苦手としている人は多いですね。
でも、小説などに比べれば短期間で得点しやすいです。
古文と漢文勉強の3つのコツを紹介します。
1、古文・漢文を音読する
1つ目のコツは「何度も声を出して読んでみる」ということです。
たしかに古文は昔の言葉なので、読みにくいと思います。
でも、練習すればすぐに慣れてきます。
読むことに慣れれば、古文の苦手意識もうすくなってきます。
2、主語を確かめながら、ときには補って読む
古文も漢文も「主語=〜は・〜が」がよく省略されます。
話の内容が分かりにくく感じるのは、この主語の省略が原因のひとつです。
登場人物は2人から3人くらいです。
最初に本文中の人物の名前を〇で囲み、登場人物を確認しましょう。
そして、主語が書いてないときは主語を補いながら読みとっていきましょう。
3、現代語訳を先に読んでおく
主語を補いながら読んでも、ストーリーがわからないときもあると思います。
古文や漢文の話の内容がわからないときは問題を解く前に現代語訳を読んでしまいましょう。
話の内容が理解できたら、あらためて問題を解いてみます。
同じ問題でも何度も解いて、古文に慣れていきましょう。
古文・漢文おススメ問題集
おススメは「旺文社 とってもすっきり古文漢文」です。
基礎の問題から同じ内容の古文を読みます。
基礎から3ステップで勉強できるので、満足感が高くなるでしょう。
もう1冊のおススメは『くもん こわくない古文漢文』です。
こちらは古文と漢文の内容がマンガで書かれています。
苦手な子でもマンガを読みながらストーリーの理解ができます。
高校受験の漢字勉強法
漢字は高校入試でも10点〜20点の配点があるので満点を目指して準備しておきたいですね。
学校からドリルが配布されるかもしれませんが、私のおススメは『漢検』です。
おススメ問題集は漢検3級過去問
漢検の問題集を使うメリットはたくさんあります。
- 高校入試の準備ができる
- 3級合格で内申点がアップ
- 四字熟語なども覚えられる
どうせやるなら「一石二鳥」を目指して勉強しましょう!
漢検の勉強法はこちらで紹介していますので、参考にしてください。
中学の問題集の巻末を利用
漢検を受ける時間ないな〜と感じる人は、問題集の巻末特集をしましょう。
「よく出る漢字」とか「間違えやすい漢字」特集があると思います。
特集ページを何度も解いて、マスターしましょう。
慣用句や故事成語もあれば、いっしょに復習しておきましょう。
小学校5年・6年生の漢字もけっこう出題されますよ。
作文は先生に添削してもらおう
都道府県によって、高校入試に作文がある場合があります。
「将来の夢」「好きな言葉」など、自由に書いてよいもの、資料を読み取って意見を書くもの、ディベート(議論)的なものもあります。
作文の書き方はこちらを参考にしてください。
高校受験の作文の採点は以下の点が見られます。
- テーマに沿った内容が書けているか
- 与えられた条件を守っているか
- 原稿用紙を正しく使えているか
- 主語・述語のねじれがないか
- 漢字の誤字や脱字はないか
- 丁寧な字で書かれているか
書いた本人は気付かないミスがあるものです。
ですから、作文は必ず学校や塾の先生に添削をお願いしましょう。
こまめに添削をしてもらって、書き方を学んでください。
国語も勉強すれば伸びる教科です。
合格目指して頑張ってください!