中学3年の夏!これだけは!
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1カ月半ある夏休み。
志望高校合格へスタートを切りたいですね。
この夏休みは何を重点的に勉強すればよいでしょうか。
1、「夏を制する者が受験を制する」は本当。
夏期講習のチラシで「この夏が受験で一番大事」のうたい文句を
見かけるかと思います。
宣伝として「煽っているだけ」という印象を持つかもしれませんが、
高校受験にとって夏休みは本当に非常に重要です。
なぜでしょうか?
理由1:じっくり基礎に時間をかけられるのは夏だけだから。
たいていの保護者の方は、中3の夏期講習は
これまでの子どもの成績に「+アルファ」をする機会と考えています。
しかし、中1や中2で習得した知識や技術はほとんど忘れていると
考えてください。
中1だから簡単だとは限りません。
理科の圧力や水溶液、社会の世界地理や鎌倉室町時代を
しっかり理解、整理して覚えられている子はほとんどいません。
ですから、中1の内容から2年生の終わりまでの範囲を
もう一度基礎から復習する必要があります。
そして基礎からじっくり復習できるのが夏休みだけです。
もし夏休みをなんとなく過ごして復習もしなければ、
基礎がないままで、秋以降も伸びるはずもありません。
理由2:長時間勉強する気力、体力を養えるから。
中1、中2のお子さんはその限りではありませんが、
中3のお子さんは夏期講習に参加することをオススメします。
それも、できるだけ長時間勉強できるところがよいでしょう。
夏休みは1日8時間以上は勉強したいです。
8時間は長いと感じるかもしれませんが、
1日の三分の一でしかありません。
8時間睡眠をとっても、あと8時間も自由時間があります。
ただ、お子さんの意志だけで実行するのは困難ですので、
強制力に手伝ってもらう方がよいでしょう。
6時間は塾で、あと2時間は家庭学習という割合でもOKです。
私の塾でも午前9時から昼食をはさんで夕方4時30分まで
1日6時間半勉強します。
生徒たちは最初はつらそうですが、3日も経てば慣れて、
元気になってくるくらいです。
やれば8時間できますし、それが自信になります。
いわば「勉強体力」がついて、秋以降の気力も維持できます。
もちろん、それだけやれば学力もついてきます。
2、中学3年生が、この夏にやっておきたいこと
上記のように、中3のお子さんはこの夏休みに
基礎をがっちりと固めておきたいです。
そして、秋からは入試問題の演習など実践練習、
模擬試験の受検などを行っていきます。
事情で夏期講習に行かせられないようでしたら、
図書館を利用するなどして8時間を目指してください。
夏休みに塾へ行かずに家庭で勉強するなら
市販問題集では「くもんの基礎固め100%」がオススメです。
基礎からもう一度しっかり反復練習ができます。
スモールステップは、くもん最大の長所ですね。
どんどん書き込んで消化していきましょう。
9月になれば学校が始まって、新しいことを習います。
中学校に「受験勉強の授業」はありません。
ぜひ、この夏を最大限に活用してください。
夏を制する者は高校受験を制します!